第25話 open
そう、この“女子トイレ”は“狭い”のだ。
確かに逃げるのにはいい場所ではないが“戦う”場所なら、狭い所で有ればある程、どんなに動きが素早くても攻撃を避けづらくなり、当てやすくなる!
しかも、床に沈んでいるのに、わざわざ避けて泳いできたと言うことは…
私は急いで、個室の方へ走った。
「つんちゃん!?」
「……ほう……」
田中さんは私が何をするか理解したようだが、千隼君は私の急な行動により驚いているようだが、今はそれどころではない。
自身の“命”がかかっている。
走るたびに、トイレのタイルはキュッといやな音がなる。
生命の危機のせいか、何気ない行動でも生きてると実感してしまう。
「※°>〒$○5°:<・-/」
化け物は何かを無数の口で呟きながら、私を泳ぎながら追いかけてくる。
そんな事を私は気にしないで個室の中に入った、扉は個室の内側に下がってある。
化け物までの距離はまだある。
ここまで、計算通り…
あとは、この扉を“閉めなければならない”
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます