第2話 開いている…
どうせ閉まってると思いながら、ドアノブに触れて開ようとしたら
ガチャ
……開いている……警備員さんが閉め忘れたのだろうか?
まぁ、いいそのおかげで鍵を取る事ができるのだから。
カツカツ
私は自分の教室に向かう為階段を登る。
怖がりな私でも“ココ”までなら大丈夫なのだ……だが“この後”が問題なのだ。
それは、私のクラス……三年二組の教室に行くには第一理科室名前を通らなきゃ行けないこと……
普段の私ならそんな事怖くないはずだが……“あの”噂を聞いてしまったのだ。
その噂は歩く【人体模型】
噂の中身はこうだ。
ある時A君と言う男の子が部活帰りに忘れ物をしたため、理科室前の自分の教室に向かうとしたら…
カチャリ
後ろから変な音がしたそうだ。
A君は不思議に思い後ろを見たら人体模型模型がいたそうだ。しかもあるパーツがない人体模型。
そのないパーツは“心臓”で、自分の心臓を探す為に夜な夜な歩いているそうで、もし人体模型に遭ってしまったら……心臓を抉り取られて死んでしまうそうだ…まぁその後のA君は知らないが……
心臓を抉り取るなんて…考えただけでとても怖い。
この噂を聞いた時から私はとても怖くいつも第一理科室に行く時や前を通る時いつも小百合と一緒にいってもらっていた。
一人だから余計、理科室が怖く見える。
よし!ダーット理科室の前をさっさと通って鍵を持って帰って行こう。
そう思い第一理科室前廊下を走ろうとしたら……
カチャリ
後ろから音がした…
…噂と同じだ。本当にこの噂は本当だったの!?
体中に鳥肌が立つ。
私は後ろを恐る恐る振り向いたが………何にもなかった。
よかったー、本当にこういうのだめなんだよね、私。
それにしても、音の正体何だったんだろう?
空耳かな?
そんな事を考えながら、安心した私はまた前を見て歩こうとした時だった。
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