・『ゴールデンカムイ』

 ときは、日露戦終結後の冬。

「不死身の杉元」との異名をもつ元軍人、杉元すぎもと佐一さいちは、一攫千金を狙い北海道で砂金採取をしていた。

 そんな折、彼はある酔っぱらいの男からアイヌが秘蔵する金塊が何者かに奪われた話を聞く。

 奪った者は網走あばしり監獄に収監され、同房の囚人たちに金塊の在処を示した刺青いれずみを施したというのだ。

 刺青が彫られた二十四人の囚人はその後脱獄を果たし、行方をくらましている。

 にわかには信じられない内容だったが、その後、事態は急変する。


 酔いの覚めた男は秘密を話し過ぎたと、いきなり杉元を襲う。だが失敗し逃げた挙句、ヒグマに襲われてしまった。

 その時、その男の服の下に隠されていた刺青が露わになる。

 そう、埋蔵金の話は、決してホラ話しなどではなかったのだ!

 杉元の身にも危険が迫った時、偶然居合わせたアイヌの少女、アシㇼパが救いの手を差し伸べる。


 彼は彼女と共に、アイヌの埋蔵金を探す旅を始める。


 彼らはその後、「脱獄王」との異名を持つ脱獄囚、白石しらいし由竹よしたけを仲間に加える。

 彼もまた、刺青が彫られた囚人の内の一人。


 そして――金塊を狙うのは彼らだけではなかった。


 鶴見つるみ中尉率いる陸軍第七師団。脱獄囚であり元新撰組副長・土方歳三率いる一味。そのほか刺青人皮をもつ脱獄囚など。ときに戦い、ときに手を組み、彼らは北の大地で金塊を求め、奔走する。


 これは、明治末期の北海道・樺太を舞台にした、金塊をめぐるサバイバルバトル漫画である!!




【パングラム】

 アイヌのむすめよ。

 不死身ふじみ脱獄王だつごくおうと、きんねらえ。

 せまれ、かわなぞ

 地理ちりひろさも、てへけ。


【解説】

 あいぬのむすめよ。

 ふしみ、たつこくおうと、きんをねらえ。

 せまれ、かわにほるなそ。

 ちりやひろさも、はてへゆけ。


 ※ ゴールデンカムイ・アニメ公式サイト https://kamuy-anime.com/index.html

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