社畜になる道

卒業おめでとう!そんな声がいろんなところから聞こえてくる。小学5年の僕は卒業式を終えて、教室に入る。


卒業証書ともう1枚、紙が渡される。就職研究生、就職先決定書だ。そこに今後の職が書かれる……

魚屋か花屋か…はたまたワークカウンセラーか。

そこにあったのは…………


「特別学習支援員 就職研究1年」


な、なんだこれは。これは決して珍しいことでもおかしいことでもない。志望がとおらないことだってある。5年間の就職適正診断で出てきた結果を元にこうやってよく分からんところに行く人もいるのだとか。僕みたいな人。でも、でも、特別学習支援員ってなんやぁああああああ!!!


次回 初めての仕事はわからない

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る