二十七番目の翼
いつかこの大空に
羽ばたき
信じていたのに
翼はボクには生えなくて
空飛ぶ天馬
空飛ぶ巨鳥
空飛ぶドラゴン
いつかその背に
乗せてもらえると
信じていたけれど
いくら待っても現れなくて
ボクは
地べたに
ボクは
地べたに
ただただ
この大空を見上げるだけ
ただただ
この大空を見上げるだけ
ある日ふと気付いたよ
ただの人間のボクには
いくら待っても
翼なんか生えるはずも無くて
もし仮に翼が生えたとしても
27キロより重い生き物は
空なんか
じゃあ何だ
天馬も巨鳥もドラゴンも
みんなみんな空は
ボクは
地べたに
キミらも
地べたに
ただただ
この大空を見上げるだけで
ただただ
この大空を見上げ
みんなが地上に居る
そこに希望がある
みんなで地上に
そこにチャンスがある
ボクらに翼は生えないけれど
ドラゴンは空を
ライト兄弟にも成れないけれど
いつか
ボクなりの方法で
一度目は
二度目は無理でも
三度目は失敗しても
いつか
二十七番目の翼で
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