アニメな女とオタクな男
TAIGA
はじめに
朝、目覚ましが鳴り響く。朝、目が覚める。朝、起きる。朝、トイレに行く。朝、顔を洗う。朝、スマホを見る。その時、みなが思い出す。今自分たちがどの立場にいるのかを。スマホの明るい画面を開き、今の状態を調べようとする。そして真っ先に目に付くのが、スマホの画面に表示されている「時間」だ。早急に朝ごはんを食べ、身支度をし、家を出る。駅に着くとガタンゴトンと揺れながら音を出す電車の中に入る。彼が奏でる音を聞くのも良い。だが現実はそうはいかない。人がぎゅうぎゅうに押し詰められており全くもって休めるという状況ではない。そして立ったまま30分、いや時には60分という短くも長い時間を過ごすこともある。そして仕事や学校という今の自分にあった所に行き、そこで6時間以上を過ごす。帰り際の電車が空いていることもあれば朝と同じく混雑していることもある。例え空いていてもただ眠ってしまうだけ。家に帰ると食事を作ってくれたであろう家族が待っていたりいなかったりもする。特に何も無ければ寝る人もいる。やりたい事ややらなくてはならない事がある人は夜遅くまで起きている事だろう。そのようにして現実は時を刻んでいる。朝早く起き、仕事や学校に行ったりして夜に「疲労」という物を連れてくる。だがそれを打ち払える物が存在する。「娯楽」だ。漫画やアニメ、映画や読書。近年だとゲームやスポーツなどもそれらに含まれる。そしてこの世界では誰しもが「娯楽」という物に飢え、「娯楽」という物を好んでいる。そしてこの話の主人公、鬼目芥(おにめあくた)もその1人だ。彼も娯楽に飢え、娯楽を愛しているそこら辺にいるただの一般人だ。ではもしも、そんな彼に彼が大好きな「アニメ」という「娯楽」を物理的にぶつけたらどうなるのか?彼の日常に異変は起きるのか?この話はフィクションでありノンフィクションでもある、そうゆうお話だ。
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