三日目

第1話

1:名無しの異種族

 我が名はツイ廃!

 色々あって遭難して、無人島サバイバル生活三日目となった!!

 昨日食べた蛇はとても美味しかった!!

 今日はどんな食材に出会えるか、とても楽しみだ!!


2:名無しの異種族

 ムカデ「解せぬ」


3:名無しの異種族

 カエル「解せぬ」


4:57

 ほんと、楽しそうだな


5:名無しの異種族

 なんか見てたら、パンでも焼いて送りたくなっちゃうな


6:名無しの異種族

 たしかに、穀物類が無いなぁ


7:名無しの異種族

 開墾して畑作るか??


8:特定班

 いや、練度を上げたほう良くないか??


9:名無しの異種族

 そういや、魔法とかスキルとか全然使ってないよな

 火魔法と水魔法くらいか??


10:名無しの異種族

 モンスターは食べないのー??


11:名無しの異種族

 とりあえず、最初のスレで練度上げも安価で決まったし

 食材探しつつ、練度上げしたら??


12:ツイ廃

 練度上げ、ですか

 でも、なにをどうしたらいいんですか?


13:名無しの異種族

 そりゃ、手当り次第遭遇するモンスター倒していけばいいんだよ


14:ツイ廃

 手当り次第、ですか


15:名無しの異種族

 スレ主ー、ちょっといい?


16:ツイ廃

 >>15

 はいはい?

 何でしょうか?


17:15

 とりあえず、聖水とポーションは日課で作ってストックしときなー


18:ツイ廃

 わかりました


19:15

 あとあと、虫とか捕まえるなら虫かごと網、使う?

 うちの子が使ってたやつなんだけど、もう皆家出ちゃって使う人いないし


20:ツイ廃

 え、いいんですか?!


21:15

 うん、あげるよ

 ほら、亜空間収納は便利だけど

 あれ、たしか中だと時間が停止してるから

 昆虫の糞だしできないでしょ


22:名無しの異種族

 あ、そっか

 食材を新鮮なまま保存できるけど、そういったデメリットもあるのか


23:名無しの異種族

 そもそも昆虫食を前提にしてないだろうしな


24:ツイ廃

 やったー、ありがとうございます!(´▽`)


25:名無しの異種族

 食材探しと練度上げもいいけどさ

 火起こしの練習はどうするんだ??


26:名無しの異種族

 あ、きりもみ式のやつか


27:ツイ廃

 そうですねぇ

 とりあえず、昼食を作る時に挑戦してみようかと


28:アマチュアサバイバー

 マジか


29:名無しの異種族

 結構大変だぞ?


30:名無しの異種族

 縛りとして、火の魔石は持参するなよ

 その方が経験になる


31:名無しの異種族

 >>30

 鬼か、お前


32:ツイ廃

 バッタの串焼き、食べたいなぁ、と


33:名無しの異種族

 バッタがいるかもわからんだろ


34:ツイ廃

 いる率は高いと思います

 それっぽいのを見ましたし


35:アマチュアサバイバー

 今更だけどな

 結構どころじゃなく、ガチで大変だぞ、きりもみ式は

 だから、火の魔石は持参したほうがいい

 俺だって色々工夫して、火をつけるのに1ヶ月かかった

 だから、今後のために教えることは教えるけど

 でも、使える便利な道具があるなら、そっちも用意して動いた方がいい


36:名無しの異種族

 弓の弦でやる方法無かったっけ?


37:名無しの異種族

 弓切り式か


38:アマチュアサバイバー

 弓切り式も大変だぞ

 つーか、火起こし自体が大変な作業だからな

 縛りでやるのはオススメしない


39:ツイ廃

 なるほど

 僕としては

 あくまで体験しておきたい、練習をしたいなので

 それで火起こしが成功するのなら、願ったり叶ったりですけど

 やはり、一夕一朝には出来ませんか


40:アマチュアサバイバー

 できない

 体力の消耗が激しい

 きりもみ式縛りなんてしてみろ

 下手すると、絶食することになる


41:名無しの異種族

 火って大事なんだなぁ


42:ツイ廃

 空腹は嫌です

 それだけは避けたいです


43:名無しの異種族

 とりま、練習に留めておくか


44:ツイ廃

 そうします


45:アマチュアサバイバー

 スレ主、もう朝ごはんは食べたのか?


46:ツイ廃

 はい、昨日と今日はキノコスープを食べました!

 デザートは、一緒にとれた果物です


47:名無しの異種族

 聞いてねえwww


48:アマチュアサバイバー

 そうか

 まだだったら、軽く火起こしの練習が出来ると思ったんだけど

 仕方ない


49:名無しの異種族

 昼ごはんの時でいいだろ

 虫の串焼きとかで


50:名無しの異種族

 とりま、海岸行ってみたら?

 色々道具が届いてるんじゃないの??


51:ツイ廃

 あ、そうだ、虫かごと網!


52:名無しの異種族

 しかし、練度を上げるっつっても

 スレ主の手元にあるのって、錆びた聖剣と聖槍だろ?

 槍の使い方、知ってるのか??


53:ツイ廃

 剣術と槍術と、体術は下手の横好き程度には教わりました

 ただ、実践経験は皆無です


54:名無しの異種族

 あー、そっか

 貴族の男子の嗜み的な感じか


55:ツイ廃

 >>54

 まぁ、そんなところです


56:名無しの異種族

 初日でキメラ種と遭遇した時もパニクってたもんな


57:ツイ廃

 そういえば、キメラ種も食べられるんですか?

 (*´﹃`*)


58:アマチュアサバイバー

 食えるけど

 解体が手間だからなぁ、アレ


59:名無しの異種族

 大きさ的には業者に頼むレベルだろ


60:ツイ廃

 >>58

 アマチュアサバイバーさんは、解体したことあるんですか?


61:アマチュアサバイバー

 あるぞ

 大変だった


62:名無しの異種族

 あるんだ


63:考察厨

 あるのか


64:特定班

 個人が解体できるもんなんだな


65:アマチュアサバイバー

 家畜の屠殺とほぼ同じだ

 違うのは、あの時は俺まだ雷撃系の魔法覚えてなかったのと、専用の武器も持ってなかった

 だから昔ながらの、刃物を使っての屠殺だったけど


66:名無しの異種族

 >>65

 ???


67:ツイ廃

 虫かごと虫網、回収しました!

 ありがとうございます!


68:名無しの異種族

 スレ主は、虫かごと網を手に入れた!!

 www


69:ツイ廃

 >>65

 昔ながらの?というと?


70:アマチュアサバイバー

 家畜の屠殺にも、マニュアル化された方法がある

 家畜の牛や豚、猟手が狩ったイノシシや鹿でやり方が違ったりする


71:アマチュアサバイバー

 家畜の屠殺の場合

 そうだなぁ、牛で説明するか

 牛の場合な

 どうやって殺すと思う??


72:名無しの異種族

 いきなりヘビーな質問だな


73:名無しの異種族

 そういや知らないな


74:ツイ廃

 不勉強ですみません

 知らないです

 知っているのは、屠殺されてよく知る食材

 肉の塊になって売られている、ということでしょうか


75:考察厨

 専用の銃で頭撃って、脳震盪起こさせて処理するんだよ


76:アマチュアサバイバー

 お、知ってる奴がいたか


77:考察厨

 たしか実弾じゃないんだよな

 だから、脳震盪になる

 それで意識を失わせてる間に、足を縛るんだったか、胴体を縛るんだったかして

 頭を下にして吊るして、首根っこを切る

 そうして血抜きして、処理してくんじゃなかったか?


78:名無しの異種族

 へぇ


79:名無しの異種族

 そうなんだ


80:アマチュアサバイバー

 これは施設が整った屠殺場でのやり方だ

 説明の手間が省けて助かった

 まぁ、国にもよるんだろうが

 俺の住んでるところの屠殺場も、>>77の説明通りのやり方で処理してる


81:ツイ廃

 >>80

 なるほど

 質問なんですけど、それと電撃系の魔法はどういう繋がりが??


82:アマチュアサバイバー

 >>81

 あくまで、俺の地元の方だと、豚は電気ショックで昏倒させてたんだ

 脳震盪の代わりだな


83:名無しの異種族

 へぇ


84:名無しの異種族

 あ、そういえば、カエルの時も頭を打ち付けてたっけ


85:名無しの異種族

 つーか、アマチュアサバイバー、それを普通の刃物でやったのか??

 ((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル


86:アマチュアサバイバー

 やらされたんだよ

 あと、やらざるを得なかったというか


87:名無しの異種族

 つーか、そういうのって色々ルールが決められてるんじゃなかったか??


88:アマチュアサバイバー

 まぁな

 でも、抜け穴ってのがどこのルールにもあるもんだろ?

 そういうことだ


89:名無しの異種族

 抜け穴って


90:アマチュアサバイバー

 ほかのとこだとどうか知らないが


91:アマチュアサバイバー

 たとえば、鶏とかカモの解体とか

 自然教室とかで実施することがあるだろ?

 あれって、解体した肉を売買するのはダメだけど

 自分たちで食べるだけなら、とくに資格も届けでもいらなかったりする


92:名無しの異種族

 そうなんだ!


93:名無しの異種族

 知らなかった( ̄▽ ̄;)


94:名無しの異種族

 へぇ


95:アマチュアサバイバー

 国によるけどな


96:ツイ廃

 あー、なるほどだから母さん、食べる分だけ潰してたのか

 売ったらお金になるのになぁって、不思議だったんですよ


97:名無しの異種族

 つーか、よくそんな解体とかしてて

 肉、普通に食えるな


98:名無しの異種族

 たしかに


99:名無しの異種族

 俺は無理だ


100:名無しの異種族

 お前ら仮にも冒険者だろ、情けないな

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る