第48話 宗教団体の恐怖
安倍元首相殺害で宗教団体が取りざたされている。
私はそもそも団体というものは好きではないけれど、宗教団体には嫌悪感しかない。
私の妹は8年前に死んだ。ダウン症だった。妹がダウン症だとわかった時、それを聞いたある宗教団体の信者が「あなたは信仰してないからこういう子供が生まれるんだ」と母に言った。小学1年の僕にその話をして母は泣いた。
それ以来宗教団体に対しては生理的な嫌悪感しかない。
自分たちの団体に所属しない者を攻撃し傷つける。反社と何が違うのか。
僕は道元禅師の正法眼蔵を読み坐禅することを30年近く続けている。それは道元禅師のおっしゃることが正しいと思うからだ。
しかし、曹洞宗という集団に関わる気はない。団体というのは大なり小なり狂気をはらんでいると感じている。それは一般の会社もそうだ。だから団体とは距離を取っていないといけない。
その中で狂気の最たるものが宗教団体だ。
信仰したら幸運がやって来る、金運が良くなる、病気が治る。そんなことある訳ないだろう。すべて自分自身がどうするかで決まることだ。生きる責任は自分自身にしかない。どう生きたらよいのか。それを宗教が示すということはあり得るだろう。しかし真の宗教ならそれを示すのに金銭を要求などするはずが無かろう。人間を救うのに見返りを要求するならばそれは商売でしかない。
生きていれば辛いしんどいことだらけだ。しかしそれにどう向かい合うかは自分自身で決め、行動するしかない。
人の弱みに付け込んで金儲けしようとするなどというのは人間として恥ずべきことだ。
まあこんなこと言っても何も変わることなどない。せめて自分は普通に生きて行けるよう努めよう。
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