第38話 覚醒剤
芸能人が覚醒剤を持っていて逮捕されたそうな。執行猶予期間中だったという。
覚醒剤を商売としてる奴らからすれば中毒者は絶好の客だろう。買う可能性はとても高いだろうから近づこうとするだろう。
僕が驚くのは、覚醒剤はそんなに容易に市中で売買されるのだということだ。そんなのは常識で僕の認識が低いだけなのかな。
それほど流通網が発達しているんだ。顧客のリストもあるんだろうし、狙い目も目星をつけてるんだろう。
麻薬・覚醒剤の売買のリスクは高いんだろうけど、儲けも凄いんだろうな。だから無くならない。
でもこんなに流通してるのに、その流通網や大元を潰せないってことは巧妙なんだろうなあ。
中毒すると一瞬の快感、高揚感から抜け出せなくなるんだろう。現実から逃れたいという欲望を一瞬満たしてくれるんだろう。
でも依存するということは不自由になるということだ。依存すると自分の意志で行動できないという苦しみの中に沈み込んでいくということだ。
生きることの自由は自分の意志で生きていくということだ。
会社の評価、世間の評判、報酬、地位そういう世の中で扱われるものを基準に生きるということはそれらに依存して生きていくということになる。それらが変動すると自分自身が動揺してしまう。それらに固執して悲劇が起こる。
自分自身の外側に依存することは危険だ。なにも覚醒剤に限ったことではない。自分自身の生きる基準、価値の基準は自分の内になければいけない。
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