鈴鹿静時のオーナーブリーダー物語〜謎アプリを添えて〜

れれれの

登場人物紹介(ネタバレあり注意)

鈴鹿静時


 本作の主人公。大体コイツ視点で話は進む。

 事象を曲げるアプリに見染められた元サラリーマン、現桜花牧場社長。

 競馬は嗜む程度だったがアプリのせいで馬産に携わることになり死ぬ気で猛勉強した。描写されていないが家は競馬や馬に関する本で埋まっている。ウマだけに。

 馬を中心に行動するため、自己犠牲を厭わない思考をしている。

 ある種のサイコパスである。

 マルチタスクをしようとしてよく飲み物や食べ物をこぼすのが欠点。


 名前の元ネタは異次元の逃亡者のもじり。



妻橋さん


 厩務員代表、現牧場長。若い鈴鹿に代わって牧場を仕切ってくれている縁の下の力持ち。

 年齢は50代を想定しているため、名前を呼ばれることはないだろうと苗字しか存在しない男。

 長年馬産にかかわってきたので鈴鹿の馬中心の暴走に関しては一定の理解がある。

 あるだけで納得はしていない。


 名前の元ネタは吾妻橋。



大塚沙也加


 たった一人の事務員。鈴鹿や山田が事務整理を手伝うので、実は本当に一人だけで管理しているのは経理関係だけだったりする。

 故に、お金をジャブジャブ使う鈴鹿に対してよくキレる。島で一番怒らせたら怖い人。

 裏設定として顔がいいので前職でセクハラされた時に、カウンターで相手の顎を割りクビになった。

 クビにした会社は大塚を欲しがったアプリによって邪魔者扱いされてこの世からパスアウェイ(上流階級語翻訳)された。


 名前の元ネタは文京区の大塚+実在の馬の名前。39戦1勝のあの子。

 大塚にした理由は女子大育ちみたいな感じにしたかったので女子大がある大塚にした。



柴田夢路男


 厩務員のまとめ役、妻橋のフォローが主な仕事。牧場長として設備の点検等も妻橋がやることが多くなったので新しく入った厩務員のフォローをすることが多い。

 筋肉ムキムキのゴリラ、大型トレーラー免許も持っている賢いゴリラ。最近は船舶免許も牧場の金で取った。

 実は妻子持ち。娘は4歳。


 名前の元ネタは黄綬褒章を貰ったベテラン騎手+広域指定暴力団黄金旅程組特攻隊長(通称ikzeキラー)のもじり。

 


山田 金治


 広報担当。馬関係になると暴走しがち。でも事務仕事は大塚や鈴鹿を遥かに凌ぐほどの処理能力を持つ。

 元々エリート街道の公務員だったが馬が好きすぎで結局夢を諦めきれずに桜花牧場に流れ着いた。そこで牧場に携わるのが転職だと確信した。

 こいつだけは外見を大雑把に決めていた。某有名探偵の孫のライバルである殺人コーディネーターで声はサークライ。あやしい。でも日常系だから裏切らない。


 名前の元ネタは叫びやすい苗字+広域指定暴力団黄金旅程組若頭のもじり。

 山田ァ!



尾根静香


 獣医。競馬には興味がないので常に一歩引いた主観で山田と鈴鹿の奇行を見ている。一応牧場専属だが桜花島全体のペットの治療もしてたりする。

 そこそこ大きな動物病院で働いていたが医院長が守銭奴で、苦しむ動物にあえて延命治療等をしていたのが発覚して内部告発し干された。

 そこを鈴鹿に拾われた(ことにアプリの事象改変でなっている)ので内心感謝している。

 おねえさんと揶揄われるとキレる。


 名前の由来はお姉さん+物静か。まともな馬産にかかわっているが競馬に興味がない枠が欲しかったので生やした。冷静なのでピンチの時には名前の通りみんなのお姉さんになる。



羅田武臣


 調教師枠1。勝ち星を上げられない政治力皆無の底辺調教師の役回り。馬を集めるのは腕でなく政治力や。

 物腰も柔らかく、誰に対しても丁寧な対応をするので人として優秀。

 1年目で重賞馬を続けて壊してビビったヘタレでもある。それでも人がついて来てくれる人望の持ち主。

 競馬関係者は実は皆名前を決めていないが羅田だけは何故か用意してしまった。


 名前の元ネタは調教師なのでラダートレーニングから。名前は強そうな響きを求めただけで意味は特にない。



海老原


 調教師枠2、やんちゃおじ。栗東のリーディングトップ層。有能だから許される言動ってあるよね。

 口が悪いだけで羅田のことをずっと心配してたり、事故で亡くなった長年の付き合いの厩務員のことを思って調子落としてたり意外と打たれ弱い。

 鈴鹿には絡みやすいので顎で使われることも多い。

 海外志向が強いレースローテをよく組む。


 名前の元ネタはAB+hurrah、海外志向が強いのでABとハラー(万歳)で英語万歳でよくねと割と適当に決めた。



牡蛎山、韮澤


 羅田厩舎所属のスタッフ。牡蛎山は騎手上がりの調教助手、韮澤が厩務員。韮澤は女。

 描写されていないが彼らは新馬戦でグリゼルダレジェンの新馬戦やらで引綱持ってたりする。


 名前の元ネタは書いたときに食べていたカキフライとチヂミの具材。



渡辺 謙一

 

 中央の馬主。鉄工所の社長。

 堅苦しいのが嫌いでスピーチなんかも短いので社員達には人気がある。

 幼いころから親の持ち馬と触れてきたので馬が大好き。

 馬好き、ラフファッション、立場に囚われないタイプの性格なので鈴鹿と馬がよく合う。ウマだけに。


 名前の元ネタは日本のハリウッド俳優をもじっただけ。凄くわかりやすい。



足立騎手


 グリゼルダレジェンの主戦になるはずだった男。名前は早々に出たが16話までセリフはなかった。

 性格はマイペースで頑固、浅井をグリゼルダレジェンの主戦から降ろすつもりならキレる気満々だった。

 

 名前は足+立で自分の足で立ってる(=馬に乗れない)。我ながら外道な名付け。



浅井騎手


 羅田から推薦された乗り替わりの騎手。重賞は何度も乗ったことがあるが勝ったことはない。六年目で見習いが外れたので仕事が激減した。

 ちなみに見習い騎手とは免許の通算取得期間が5年未満で、勝利度数が100回以下の騎手。

 減量等もなくなるのでお手馬が少ないとコネに頼るしかなくなる騎手として一番きつい時期の騎手の役割で持ってきた。

 

 名前は(経験が)浅い、から。



吉武


 吉武(よしたけ)ではない。栗東フリーの騎手、別名レジェンド。


 元ネタはわかるでしょ? ダービー6回目おめでとう。



館岡、沼付


 吉武と同じくレジェンドもじり枠。実力は折り紙付き。



成田大志

 

 月刊名駿の記者。

 遠方へのインタビューを主に担当している。


 元ネタはまんまの皐月賞馬。



新田良治


 レアシンジュの主戦騎手。

 天王寺厩舎の所属騎手で手堅い競馬をすることから中堅の馬主たちに重宝されている。

 それほど、お手馬にのめりこむタイプのジョッキーではないが、レアシンジュには懐かれており例外的に距離が近い。


 名前の理由は新田=にいだ=二位だ。 外道ネームその2。



入場勝利


 栗東専属の蹄鉄師。実は蹄鉄師は日本全国で600人しかいない。

 長年蹄鉄師としてやってきたが、鈴鹿にいきなり素材持ち込みで蹄鉄を打たされた被害者。描写してないがクソ苦労して加工温度を見つけた。

 その後インゴット一本の値段を聞いて卒倒した。


 名前の由来はダービー馬の日本語もじり。



丹羽早秀


 イーストスポーツ所属のトラックマン。

 トラックマンとはトレセンなどで調教や馬の体調などを観察する時計班、それ以外の競馬関係者(調教師、騎手、時には馬産関係者)取材する想定班の原則兼務しない職業。丹羽は想定班。

 

 名前の元ネタは成田、入場と同じく同年の菊花賞馬。顔はデカい。

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