楽しい魚市場!

若干の移動疲れが出てきた

修学旅行初日の昼過ぎ

お土産屋さん&魚市場を見て回ることにした

俺達の班はまずは魚市場に向かった

色々な魚がいるなと眺めていると

神川さんは話し掛けてきた。



「ねぇ秋兎くん」


「何だよ舞?」


「えらいカラフルね魚達」


「だな。」


「何でなのかしら?」


「確か透明度が高い海だと鮮やかな方が迷彩になるとか…そんな理由だったはずだ」



「なるほど…私はてっき、『私を見てッ!』みたいなことかと思ってたわ。」



「そうゆう種類も居たはずだよ?」


そう言って神埼はひょっこりはんしてきた。


「何それ…かわいいわ神埼君」


少し負けた!みたいな顔をした舞は

何かに気づいたような顔をし斉藤さんの

手を握り自分の横に配置した


「ど、どうしたの神川さん?」


「いえ、何となく…」


何だ?すっごく疑ってるみたいな目で見てるが…

斉藤さんもヒェ~…みたいな顔してるし



「…あ、そうだ斉藤さん」


「な、何でしょうか神埼君?」


「ちょっと二人で別行動しない?」


どうした神埼?…もしかして気を遣ってくれてるのか?


「い、いや…でも」


何か斉藤さん偶然かもしれないけどチラチラこっちを

よく見てる気がする…何か顔に付いてるのか?



「ボクと二人っきりじゃ…嫌?」


あっぶね…ちょっとドキッとした


「ぞんなごどないです!」


何か壊れてしまった斉藤さんの背中を押しながら

神埼は別の場所に行ってしまった



「…そんなに二人っきりに成りたかったのか?…まさか神埼…ほほう」



「いや、多分秋兎くんが考えてること違うと思うわよ?」


「そうか?」


「そうよ…むしろ」


「ん?」


「何でもないわ。さぁせっかくだし楽しみましょ


「そうだな!」


俺達は引き続き魚市場を見て回ることにした。

しばらく魚を眺めていると再び神川さんは話し掛けてきた




「ねぇ秋兎くん」モグモグッ


「何だよ舞?」モグモグッ


「イカって素敵よね?」


「今まさにイカの刺身を試食してるが旨いよな!」


「それはもちろんなのだけど…」モグモグッ


「モグモグッ?」


「もう見た目とか能力が薄い本の為に産まれてきたんじゃ無いかって所が素敵よね?」



「と、いうと?」


「まずは触手…エッチ!」


「いや…まぁ…うん」


「墨を吐k…粘性のあるのをぶっかける!…エッチ!」


「言い換えるな!?」


「色を自在に変える…何かエッチ!」


「それは分からん!」


「あと、イカ触った手エッチ過ぎるわ!」


「…一応理由を聞こうか?」


「ヌルヌルでイカ臭くてエッチ!」


「うん!一から百まで予想通りだ!」


「ついに私の次元に追い付いたわね!」


「今回のはイージーだったと思うぞ!?」


「ん?いじっただけ?」


「イージーだ!イージー!」


「あぁ、聞き間違えたわ…でもビックリしたわ」


「何がだよ」


「いや、私はてっきり秋兎くんがいじってたらヌルヌルでイカ臭いの出るもんな!って事を伝えたいのかと思ったわ」



「圧縮言語過ぎないかな!?そして、妄想が激しすぎるぞ!?」



「今更過ぎるわね?」


「だな!」

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