キャラが退場してしまう時のあれこれ
キャラの死や消失は辛いものというより、キャラについての解釈一致か新解釈のどデカい爆弾を落とされるようなもの。推しが消えてしまうのが悲しい気持ちはもちろん分かるけど、死はキャラへの思いを強めてくれる重要な一要素だと思うんですよね。
残される者たちに思いを託す、取り乱す仲間を叱咤したあと微笑み息を引き取る、そういうの泣いてしまう好き。残された仲間がぐいと涙を拭い進む姿も好き。
一人が亡くなったことによって、他のキャラにも一層入れ込んでしまうことは往々にしてあるっていうか毎回そうだと思います。胸に亡き者の意志を受け継ぐシチュエーションは最高。
死んだ時に隠していたことが露見するのも好きですね。実は人外だったとか、実はこんなことを思い続けていたとか。なんてこと隠してくれとったんじゃ私もあの世へ道連れにする気かってなる。ずるいけど好き。人外だったとしてもお前は仲間だとか、どうしてもっとお前と話さなかったんだろうなとかいうセリフが聞こえ始めるともう駄目。死の間際に固い絆を見せるな、こっちも死ぬ。いやむしろ殺してくれ。三途の川岸で待ち合わせて一緒に渡ろうな!
視聴者に多大なショックを与える某大河みたいな、悲痛極まりない死に方も好き。めちゃくちゃ心臓に悪いし悲しいし打ちひしがれるけど、でもこんなに胸が痛いのは君のことが大好きだったからなんだなって……たとえ終わり方が悲惨でも、その魂が救われるよう祈ることはできるからね。祈らせてくれ。
死は人生の終着点だから、その人が生きてきた今までを垣間見る機会でもあるんですよね。充実していればこちらも涙ながらに幸せ、ぽっかりと空っぽならこちらも穴が空いたように寂しい。
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