クソデカ愛or憎抱えキャラ
大きな愛もしくは憎を誰かに抱えているキャラ。誰かに執着するキャラは可愛い。相手から見向きもされてない・相手にまるで敵わないと可哀想で笑顔になっちゃう。
君がどんなに苛烈な暴れ火炎を抱えていても、相手には一ミリも伝わらない。一方通行な思いが残念で悔しくてたまらなく好き。自分を焦がし続けて燃え尽きるといいよ。そうやって灰になられる無念さと寂しさが良きだから。
クソデカ愛を抱えていると言えばヤンデレ。綺麗な感じのこと言ってるけどお前ヤンデレと同じじゃね?ってキャラも好き。一途で健気と元々可愛いところに狂気の劇毒がプラスされることにより可愛さが増してる。
いつもと変わらない調子で「何で怖がってるの? 私何か悪いことしちゃったのかな、ごめんね?」と話が通じない悪寒を感じさせる狂い方してほしい。感情の全容を知らずとも「これが恋、愛ってやつなんだね!」と一人だけ恋愛感情を無邪気に享受していてくれ。そんな君と怯える相手の姿でお腹いっぱいになれる。
ヤンデレ自体も良いけど怖がってる方も可愛い。そうだね、身に覚えがないのにクソデカ感情を向けられるその気味悪さ、想像するだけで怖すぎるわ。私もそんなもん向けられたら怖い。でも怖がってる君が好き。
逆にヤンデレを受け止めるレベルで器が大きいキャラも好き。ヤンデレを受け止められたらそれはただのバカップルな気もするけど……ヤンデレを受け止められるってことはヤンデレの素質があるってことだけど……。まともな精神してる奴に何気なく気持ちの一端を吐露して「もしかしてこいつも……」とドン引かれてほしい。お幸せに!
自分の狂気を自覚して大いに苦悩する・罪悪感を忘れずにいるのも良し。初めて抱く強大な感情の処理や常軌を逸したことを実行する自分に四苦八苦しててほしい。そして相手の視界に入れなければその分だけ嫉妬の炎を燃え上がらせてほしい。その炎で相手もろとも自分のことも焼き尽くすのだ。相手を責めることはお門違いと知っていても、「それでもあなたが悪い」って泣いてくれると嬉しい。
憎しみを抱えてるキャラはシリアスしかないけど、赤の他人に人生を捧げている、大嫌いな相手に自分のかけがえのない時間を捧げているという皮肉が最高に好き。あーあ、せっかくの人生を棒に振るっちゃったね! 一番関わりたくないだろう奴が、がっつりぐっさり穿たれた人生を歩む羽目になっちゃったね!!
どんなに嫌いで憎んでて殺意満点でも、相手が君の世界から消えることはない。そんな相手を消そうと躍起になって人生台無しにしちゃう君が可愛い。執着してる時点で君の負けだよ。それを分かっててなお「これは自分のこと。あなたには関係ない」と自滅の道を辿っちゃうんだねぇ。誰も君の憎悪を分かってくれないもの。君には説得なんて耳障りなんだもんねぇ。
踏み止まってくれても一向に構わんよ。その時はむしろよくやったって褒めるし泣く。自分に残された時間を、自分の大切な人たちと大事に、穏やかに生きてね。
説得に応じることなく復讐を完遂、貫き通しちゃったら愚かだけど、何だか美しささえ感じられてしまう。やりきったら晴れやかな笑顔してくれるんだろうなぁ。その笑顔も憎たらしい相手がいたからこそ生まれてるんだよね。皮肉だなぁ。
ともかく君には燃え尽きるか、炎と共に生きていくかの二択しか無いのだ。そんな寂しくて悲しい生き方しかできない君が好き。この子をこんなにしてくれやがった悪役ありがとう!! 絶ッ対に許さんがなァ!?!!?
愛憎は執着。たった一つ掛け違えば容易く人を狂わせる劇毒で火種。せっかく受けた生を狂わされちゃった君たちはとても可哀想だけど可愛くて、炎に焦がされながら生きていく。次の一歩で良か悪の結末を迎えるのかが決まる、綱渡りしてるかのような危うさが好き。燃え尽きて灰になり、風に吹き飛ばされて消えてしまうその日まで、あますことなく魅了してほしいですね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます