ラパンちゃん日記(^^)

深町珠

第1話 2022/1/4 出会い

かわいい(^^)それだけでいいですね。



アルトでも買おうかな、と「新春初売り」を見に行って。


そこで出会った。ミントのラパンちゃん。

なんとなく、むかーしのフロンテ。

内装もおしゃれで。

いいなぁ。


「アレにします」。

と言ったら、お店の人もやや・・・意外、な表情で見ていて。


でも、いいんだもん。そういう気持ちはひさしぶり、かもしれない。

ずーっと、「正しい」を、理由にしていたみたいな気もする。


思い出の中の「好き」なかたち、きっと正しいと思う。






昔の車はみんな、丸いヘッドライトだったし・・

モーリス・ミニ850とか、フィアット500(最初の)がスキだったのもあって。


それで・・・・。スズキのクルマで何か選ぶなら、だったんで。



「値段から言って、アルトかなー」と思っていた。



ヘッドライトの中は〇だし。レンズ表面が釣り目でも、この程度なら

昔のミケロッティにもあったし(それもあまり好きではないけど)。


ヘンに曲線で、中国のお寺の屋根みたいにピン、ってなっている

ライトのデザインのクルマに乗りたくなかった。


それで、ずーっとトヨタ・AE91だった。そんなに好きなデザインでもないけど

まあ、許せる範囲。



で・・・・展示場でラパンを見たときに。丸いヘッドとテールの造形が

はっきりしていていいなぁと思った。


まあ、少しお金の余裕ができた、のもあって。


旅行好きな母が、ワガママを言うので

年に数回、夜行列車で遠くへ。

毎月、近所の温泉旅館へ。


それが、例の感染のせいで行けなくなったら

瞬く間に溜まった100万(笑)。


もともと、無駄遣いをしない僕である。

無駄と言えば、オートバイくらいだが

それもずーっとRZVだ(RZV日記に書いてますけど)。


なので。



アルトとラパン。天井の高さが同じで

シートの高さも同じ


だとは思っていなかったので。




それなら、かわいいデザインとおしゃれな色。


見てて微笑ましい。



「このクルマと暮らすのは、楽しそうだなぁ」そう思って。




運転席に座ってみると、短いボンネットと立ってる前ガラス・後ろガラス。


なんとなく、イギリスのミニ850を思い出す・・感じ。



アナログのラジオみたいなメーター。


ダッシュボードが机みたいになっていて、引き出しが付いている。


オーディオ・パネルが独立していて「外すのラクそう」とも思った。




この日はお正月だったので、ドライブレコーダーとカーナビはオマケ。



真後ろから見ると・・・スズライト・フロンテみたいだし。


RRのフロンテみたいにも見える。ころころしてて。かわいらしい。


伸びやかなカタチ。

流行っている軽自動車は、なんとなく・・・突っ張ってる感じで。

無理しないで、あれなら普通車買うな、僕だったら。と、思った。


でも、エブリィならいいと思った。プロユース、と言う感じで。

ちょっと高くて手が出ないけど。


椅子の生地がモケットでなく、織物の布。これも’70年代のクラウンみたいで

電磁ドアロック、パワーウィンド。パワーステアリング。


それはいらないような気もするけど、付いていて邪魔なほどでもなかったり。

故障は増えるだろうけど。




ラパンに乗って、いろんなところに出かけて。それだけで楽しいかな、と思った。


走っているだけで歌える、そんな感じに見えた。



ずーっと前、アルトSS40V型、いちばん最初の4サイクルになったものの

四角いライトのものに乗っていたことがあったけど

そのアルトも、中古だったのもあるし、いかにも「日常用」と言う感じで

それはそれで気に入っていた。


休みの度に、どこかを走って。

雨でもなんでも。

ぶつけても凹んでもあまり気にならない、そういう相棒のようなクルマだった。

最初から中古だったから、もある。




でも、見ているラパンはほとんど新車みたい。登録してから9ヶ月、だからかも。


とても大事にしたくなった。なぜか解らないけど

かわいいカタチだから、それだけかもしれない。


ミニ850に似ているのもあるかな。



ホンモノのミニ850は、ちょっと旧いので・・今買うのは不安だった。

カタチがああいう・・・・素直なものなら国産のほうがいいとも思ってて。


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