第179話 塾というもの

 このコラム、しばらく更新していなかったので久しぶりの投稿です。


 いま、子どもの経済格差が言われていますよね。

 皆さん、学習塾に通ったことはありますか?

 私はありません。家庭教師がいたという訳でもなく大学に入りました。


 私の大学生の時代はまだバブル期です。私が住んでいたのは京王線沿線です。

 学生仲間で話を聞くと、一番良いアルバイトは家庭教師だったと思います。


 当時は個人情報もクソもない時代なので、学生は銀行の掲示板に、「家庭教師します」なんていう張り紙を個人名と電話番号を書いて学生は出してました。

 噂を聞いて、一番近くの第一勧業銀行の支店に行くと家庭教師求人の紙がたくさん貼ってあります。

 だいたい相場は1時間2500円(1990年代頭)くらいです。


 しかし、京王線沿線は重大な問題がありました。京王井の頭線に東京大学(駒場)があるので、東大生が腐るほど、ゴミ屋敷の山のように住んでいるのです(笑)

 京王線沿線の銀行掲示板の張り紙のほとんどが東大生です。

 そりゃ理科Ⅲ類は高値で家庭教師が出来るでしょう。

 そもそも私は塾も家庭教師を受けた経験も無いため、授業のやり方がわかりません(汗)


 銀行掲示板は今は見ないので、今の人は分からないかもしれません。



 さて、自分の息子のことは、妻が息子と二人で相談して個別指導塾を申し込んで通ってます。額は私はよくわかりません。

 個別指導塾と言っても、リアルに通うのは土日だけです。

 平日夕方は、私が仕事で使うようにZOOMを使って息子は部屋で遠隔授業です。

 夕食を食べて、「ZOOMをしてくる」と言って休憩はリビングに戻ったり、トイレに行ったりです。

 塾のデジタル化、実際は家庭教師と同じようなものです。

 私の大学時代、友達は、家庭教師のバイトに行くとお茶やコーヒー、ケーキが待っていたと言ってました。


 お茶とケーキを用意しなくて良い分、デジタル遠隔個別指導塾というのは楽ですね。家庭教師が来てくれるのと同じですから。

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