第39話 和包丁と文化包丁

 日本の包丁は外国でもよく切れるとして人気が高いのです。

 家庭用刃物の産地は、ほとんどが岐阜県関市ここが8割以上

 次が新潟県の燕三条地域で1割

 残りが他の産地です。


 外国人が日本の匠の技術、刀の技術に憧れて、というわけではなく、大阪堺の打ち刃物の産地は上位にはないのです。


 和包丁は、定期的にがないと切れ味が悪くなるため、割烹で和包丁を使う板前さんは定期的に、場合によっては毎日砥いでます。


 これが家庭の主婦はどうかというと、そんなことしているヒマはありません。

 つまりメンテナンスフリーで鋭い切れ味が持続する包丁。

 これが今の日本の技術です。それが関市と燕三条。


 韓国の観光客は、日本に来ると合羽橋で包丁を買っていくそうです。

 ヨーロッパは日本の包丁は切れすぎるから注意が必要だと言われているそうです。

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