第24話 吉原の遊郭・・

 鬼滅でも出てくる有名な歓楽街ですが、江戸時代の話ですね。

 またまた新潟ネタで申し訳ありませんが・・


 徳川8代将軍吉宗は「暴れん坊将軍」という時代劇で有名ですが、江戸時代に緊縮財政を敷いたことでも有名です。日本史でもならったでしょうね。


 それにあらがって、吉原で豪遊した大名がいます。榊原氏。

 当然、吉宗公の怒りを買うわけです。

 でも本心は、緊縮財政に対して、そんなことをしたら経済が収縮して、景気が悪くなるという考えの持ち主でもあったようです。

 榊原家はお家とりつぶしの危機を迎えるわけですが、家康公の時の貢献があってか、嘆願をとりつけて、お家取り潰しを免れて、越後高田藩に転封という「処分」を受けます。

 左遷ですね。

 でも、高田藩は上杉家が米沢に移ったあと、最初は松平家が治めていた場所ですから、雪国とはいえ豊かな場所です。江戸時代終わりまで榊原氏が高田藩主となります。


 高田城は立派なもので、旧陸軍が師団本部として使ってその遺構も残ってます。たくさんの桜が植えられて綺麗です。

 今でも陸上自衛隊の駐屯地として、第二普通科連隊が高田城のすぐそばに置かれています。

江戸時代からのお城を自衛隊が今でも使ってるのは、新潟の高田城と新発田城が有名ですね。新潟の人が「お城は観光地じゃない」「新潟に観光地は無い」と言うのは、ひとつはお城がまだ現役の要塞、自衛隊が使ってるから。ってのもありますね。

高田や新発田のお城はオモチャではないのです(笑)



 榊原氏の江戸上屋敷は現在は面影がありませんが、高田藩中屋敷跡地は、三菱財閥の岩崎家の邸宅(台東区池之端一丁目)となり、現在も「岩崎邸」として国の重要文化財になって残っています。実際の中屋敷跡はかつてはもっと大きかったそうですが。

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