第12話 京都大学の生みの親は慶応義塾出身

前回で河井継之助の話をしました。司馬遼太郎の「峠」の主人公です。6月に映画公開です。

司馬遼太郎の峠で河井継之助が亡くなり時に、弟子の外山寅太に遺言を残します。

外山寅太とは阪神電鉄の創立者の外山修造です。寅年生まれなので、阪神タイガースになりました。


河井継之助の死を看取った医師の1人は島峰恂齊。国立東京医科歯科大学の創立者の島峰徹の父です。


もう一人は長谷川泰はせがわたい

日本医科大学の創立者。伝染病予防法、汚物清掃法、下水道法の制定に尽力し厚生労働省の基礎を築きました。また内務省伝染病研究所(現在白金台にある東京大学医科学研究所)の創立者。第1回衆議院議員に当選し、帝国大学増設の建議書、西京(京都)に帝国大学を設置する建議書を提出し、これが、京都大学ほか帝国大学設置の根拠になっています。(京都大学の分校としての岡山大学も)


長岡藩医の長谷川泰は慶応義塾出身ですので、京都大学以降の帝国大学(東北、大阪、九州など)の生みの親は、慶応義塾の出身です。

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