065 猫も連れて行こう

 トローリングの竿を四本、アスタロト大公爵の船尾に並べて立てる。


 着水した状態で進んでもらおう。


 走り出したのを確認してマグロの様子を見に行く。


 脳死状態にして、エラから包丁を突っ込み動画でチラ見した時は背骨の所にある血管切ってた気がする! 漁師ちゃうもん! 知らんがな! まぁ、切ると


 ぶぁっと、血が吹き出したので当たりだとしておこう! そのまま海水に浸けて待つ。


三葉「妾のがヒット!」


柚葉「いなばちゃん仕掛けを上げて! 三葉ちゃんの邪魔になっちゃうから!」


いなば「分かった!」


 俺も自分の竿に走りより、仕掛けを巻き取る。


 その間三葉は、合わせをした後、糸を出しながらシート付きの椅子に座り四点のベルトを締めた。


 自分の仕掛けを巻き上げて、竿を置きフォローへ向かう。


「三葉、フッキングは?」


三葉「バッチリじゃ、この糸はエトリのじゃろ? なら問題無かろ、いなばのより小さかろうな」


柚葉「ですね、後、百五十メートルまで巻き取れてます!」


「いなばの次は三葉にやられたな(笑)」


いなば「頑張ってぇ~!」


三葉「ほれもう五十メートル切った! 一メートル無かろう」


柚葉「ギリありそうです! ギャフやります!」


「柚葉たのむぞ!」


柚葉「はい!」


いなば「見えた~! 柚葉がんばれ!」


柚葉「行くよ~! えい!」


 ザクッ


三葉「やったのじゃ! 人生初マグロじゃ!」


「三葉おめでとう!」

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 釣果

 俺 シイラ×3 サバ×3

 三葉 マグロ×1 シイラ×1 サバ×5

 柚葉 シイラ×5 サバ×1

 いなば マグロ×2 サバ×1 


 最大 いなば マグロ 162センチ


 サバは、胴突き仕掛けの、オーク肉のエサで釣りました。


 三葉といなば······次回はリベンジだ!


 血抜きの後、神経ジメ、針金で頭から通しピクピク。


 脳死状態だと収納出来たので収納!


 ほんの数時間での釣果とすれば、元の世界なら考えられない記録だろう。


 夏が近づき日が長くなってはいるが、そろそろ帰ってお刺身にしよう!


いなば「楽しかった!」


柚葉「いなばちゃん二匹もマグロ羨ましいよ」


「だよなぁ、俺も釣りたかったよ」


三葉「妾は初体験じゃし、嬉しかったのじゃ」


いなば「海も楽しぃ~!」


海神「皆良かったわね、でもまだまだ大きいのがいますからいつでも遊びにいらっしゃい、世界樹ユグドラシルの近くにとても深いところがあるから、そこに大きいのがよくいますよ」


「「行こう!」」


海神「ダンジョンも、場所は違うけど私が生まれたての頃に出来たダンジョンがありますよ」


「マジ? めっちゃ深そう! 空気あるのかな?」


ナビ『それ私には感知出来ません』


海神「うふふ、偽装がかかってますので、教えますよナビさん、ユタ、私に触って下さい」


 俺は海神を抱き寄せる。


海神「まあ、うふふ」


ナビ『勇大様位置は確認出来ました! ポイント完了! 見に行きますか?』


「水があると息がなぁ、とりあえず、風さん空気ごと俺を包んでね。転移!」

 パッ


「空気はありそう? 神眼! 大丈夫やね、風さんありがとね」


ナビ『凄く深いです、九十九万九千九百九十九階層ありますよ』


「は? 約百万? バカ深いですやん!」


ナビ『勇大さんが本気で走って、数日は必要かと(苦笑)』


「本気でって広くて深い?」


ナビ『ですね、一度戻ってどうするか考えましょう!』


「だな、転移!······は?」


ナビ『勇大様?』


「転移が阻害されてる? 気合い入れてぇ~! 転移!······」


ナビ『ダメですか、······攻略して設定変えるしかないですね』


「ああ、念話いけるかな?」


まりあ「どうしたんです?」


「『まりあ(ちゃん)』」


「皆! ここには転移するな! 出られない!」


まりあ「え! 皆さん来ちゃダメ!」


ナビ『ポイントは消しました、これで大丈夫です!』


まりあ「えっと出れないですか、転移!······ダメですね」


「皆、深いダンジョンやからしばらく時間かかるから、でも心配ない」


まりあ「ちょちょいのちょいん! でクリアしますから!」


 その時ナビが慌てた声で


ナビ『ダメです! あっ!』

 パッ


「虎鉄! お前ボロボロやん! 魔力供給!」


まりあ「タマも! 魔力供給!」


 むむむむむむむむむむむむ


 中略


 むむむむむむむむむむむむ~!


「「大丈夫!」」


虎鉄『だいじょうぶ』


タマ「大丈夫にゃ」


ナビ『無茶を、ポイントを消したので、消す前の位置に当てずっぽうで転移するから、抜ける時普通なら消滅ですよ!』


「ってか、転移覚えたの! 虎鉄もタマも!」


タマ「ダンジョン部屋で本読んだにゃ、虎鉄にタマが教えたにゃ」


 こくこく


「心配させたけど、心配させんなよ」


 なでなで


まりあ「タマぁ~! 無茶ダメ!」


 なでなで


ナビ『はぁ~、無事で良かったですね』


「あぁ、そう言えば虎鉄もタマも、レベル1のままでここまで強かったら! めちゃ強くならない?」


まりあ「最強! タマ! やっちゃいましょう!」


 まりあはダンジョンの奥を指差しやる気を出している。


 なら俺も


「よし虎鉄俺等も最強目指すぞ!」


虎鉄『さいきょう! ん~~~! ほいっと!』


 むくむく大きくなりタマと同じサイズに


虎鉄「これで喋れる! ユタがんばろ~! あれ、頑張ろ~!」


 まだ、喋るのは苦手らしい(笑)。


まりあ「虎鉄ちゃんまで大きくなっちゃった! 夜寝る時はもふもふ祭りだね!」


「おお! ナイスや! お布団要らずやん!」


ナビ『あの~そろそろ走りませんか? 1000階層くらいで晩ごはんな予定で』


 ナビの提案に


「虎鉄とタマをパーティーにしてっと、晩ごはんまでは俺とまりあが先行して、経験値は二人に分配して俺等は無しでっとこれで行って良いか?」


まりあ「はい!」


タマ「ありがとにゃ」


虎鉄「良いの?」


「「問題な~し!」」


ナビ『では、位置に着いて よ~い ドン!』


 シュ


 俺とまりあが左右横並びで走る。


 魔物が見えたら


 ピシュ


 超極小ウインドアロー


 二人とも神眼を発動させ、弱点に一撃。


 ナビがサポートでドロップ回収。お宝もちょくちょく落ちている。


 途中から罠もあったが総て神眼が見抜くのとナビのナビゲーションが丸裸にしてくれるが


「止まって~! 面白いの見つけた」


まりあ「ユタさんなに? ってその壁!」


ナビ『もしかして偽装されてる?』


「「正解!」」


虎鉄「わからないよ?」


タマ「普通の壁にゃ?」


「やってみるよ」


 俺は壁に手を添え魔力を供給。


 むむむむむむ~!


 カチャ


 ただの壁に見えたが、そこに扉が現れた。


タマ「扉がでたにゃ! ビックリにゃ!」


虎鉄「······」


 虎鉄、呆けているので、なでなで


ナビ『まだ前半でこんな仕掛けがあるなんて、お宝の匂いがプンプンしますね』


まりあ「お宝ですの! 葉月ちゃんなら絶対言いますね!」


「言うな(笑)、よし開けるぞ神眼! 罠無し」


 ガチャ


 中は扉を開けた瞬間明かりが着いた、狭い部屋だが中央に宝箱が鎮座。


まりあ「ほんとにありました! 神眼! 罠無しです! 宝箱もアイテム······じゃない! 無限収納!」


ナビ『え? このダンジョン物凄いかもです、その宝箱神様製じゃないですか?』


「ほんまや、創造神作になってるね」


まりあ「中身は~ほいっと!」


 まりあが開けた。

 俺も開けたかったが、まりあやし良いか(笑)。


ナビ『宝は全て回収したいですね』


まりあ「ほわわ~! 可愛い服が出てきました! コスプレですよ! 巫女さんです! 神眼! 凄く丈夫な巫女服······」


 まりあは、かさかさと着替え出す。


「まりあ! 着替えるなら言ってくれたら向こうみてるから!」


まりあ「ん? 見ても大丈夫ですよ? 変なユタさんですね~タマ」


まりあ「そうにゃ、いつもの事にゃ」


 そうなのね、とりあえず俺は宝箱の回収しようとしてまだ中に残っている。見てみると、凄く丈夫な足袋と、凄く丈夫な草履が出てきた······


 俺はまりあに手渡し、巫女まりあの完成を見届けた。


「すげ~似合ってるよ」


まりあ「うふふふ着やすいしいいね」


ナビ『まりあちゃん似合ってます』


「よし! 再開やね、Let's Go!」


 俺達は再度走りだし魔物を倒し宝箱の回収。


 凄く丈夫な白色タキシード一式が出たが全力でお断りした。


 六つ子との結婚式も玉藻達との結婚式もやらないとな。


 そして千階層ボス部屋だ。


「開けるぞ~! ほいっと!」


 タマと虎鉄が飛び出す。


 シュ

 ガアァァァァー!


 一撃では無理だがニ擊目! 左右からサイクロプスの顔めがけ猫パンチ!


 ドゴンッ!


 サイクロプスの顔が、タマと虎鉄の肉球に挟まれ、潰れ、サイクロプスは倒れながら消えた。


 ドロップはミスリルのこん棒! 素材やね。


「お疲れ様! 晩ごはんにするよ」


まりあ「コンロを出してるって事は! バーベキュー!」


「残念! 焼きうどんです! でも肉も焼くか!」


まりあ「賛成! 火さんお願いします! ほいっと!」


 コンロに火が入り、鉄板を半分網を半分にして、俺が焼きうどんを、作りながらタイラントカウのタレ漬けを焼き出す。


「まりあ、タレ漬けは焦げやすいから気をつけてね、火傷も」


まりあ「ユタさん、優しいです~!」


「はは、焼きうどんそろそろいけるな」


まりあ「こっちも食べ頃です! せ~の」


「「いただきます!」」


「ご飯が炊けないのがなぁ」


まりあ「白ご飯欲しいですよね、ユタさんコップ空ですよ、まだ飲みますか?」


「もう少し走ろうと思ってるけど、後一杯だけ貰うよ」


まりあ「は~い、ど~ぞ」


 八分目くらいまで注いでくれる。


「空の炊飯器! 炊飯器あるなら造れるやん! 炊飯器造ればエエやん! 錬金! ほいっと!」


まりあ「はわ~♪」


「あははは! 出来たぞ! ナビ! お米さん下さい!」


ナビ『は~い♪』


「ありがとね、糠を分離! 炊飯器に入れて~水さんお願いします! そして蓋をしてスイッチオン♪ で収納!」


まりあ「収納しちゃうの?」


「出す! ご飯が完成をしております!」


まりあ「あっ! 時間進めた!」


「正解! お茶碗は、ほいっと! よそうね」


 俺はまりあと二人分ご飯をよそい、美味しく晩ごはんを食べ終わった。


 食休みしまた走り出す。


 しばらく走るとまた隠し扉。


 やはり魔力を供給する仕様だ、鍵が掛かってない所はモンスターハウスで、オークキング率いる大量のオーク、大量のお肉に変わり、宝箱はオリハルコンのインゴットが詰まっていたのは嬉しい、ミスリルは、結構出るがオリハルコン、アダマンタイト、ヒヒイロカネは、中々でないので貴重だ。


 まりあはお肉に興奮していたが(笑)、そして


「魔力供給!」


 カチャ


「入るよ~失礼しま~す」


まりあ「は~い、どちら様ですか?(笑)」


「フェイク新聞の者です、ちょっとだけ良いですか、ほんのちょっとだけ!」


まりあ「先っぽだけなんてヤですよ~!」


「あはは、後でね開けるよ」


まりあ「はわ~♡ はい♡」


 カチャ


 今度はそこそこ大きな部屋、宝箱は三個。


「3個ですね、複数は初めてですね」


「だなぁ~神眼! 罠も無しやけど奥にも隠し扉あるね(笑)」


まりあ「見せ宝箱は、奥の隠し扉の目隠し役ですね! でわでわパカッっとな! おお! 金貨がアイテムボックス満載です! 次はパカッっとな! はりゃ! エチエチな下着! 鑑定! 凄く丈夫なセット下着! サイズは! チッ!」


 合わなかったんやねドンマイ


まりあ「次のが本命! パカッっとな! おお! 鑑定! 凄く丈夫なベビードール? 赤ちゃんの人形? どこが? でも肌触りすべすべサラサラですね~肌着? パジャマかな? とりあえず収納!」


 たしかパジャマだったよな。


「可愛いの出て良かったな」


まりあ「はい! サラサラですよ(笑)、奥にも良いのあるかな!」


「ここも魔力供給やね。ほいっと!」


 カチャ


「開けるね」


 カチャ


 扉を開けるとモンスターハウス!


「オーガエンペラー虎鉄! タマは回避に専念! まりあ! 超極小ウインドアロー眉間に! 撃て!」


 シュパパパパパパパパパパ


 中略


 パパパパパパパパパパパパ


まりあ「ユタさん減りませんよ!」


「よわよわやけどなぁ、神眼! まりあ、下のオーガエンペラーしばらく任せた! 天井にもいる! そこに魔道具あれ、回収してくる!」


 天井にもカタツムリの様な魔物がびっしり引っ付いていて、その中央に黒い玉がぶら下がっている。


まりあ「は~い、そろそろタマと虎鉄ちゃんも、オーガ一発猫パンチで行けそうじゃない?」


虎鉄「やってみる!」


 シャ


タマ「任せるにゃ!」


 シャ


虎鉄「余裕!」


タマ「しっぽで行けるにゃ!」


まりあ「ユタさんしばらくタマと虎鉄のレベルアップしちゃいませんか!」


「あっ! ナイスや! 無限ループでレベルアップ!」




「まりあお茶どうぞ」


まりあ「ありがとう! タマそこよ!」


「タマの猫パンチ飛んでない?」


まりあ「虎鉄ちゃんも飛んでます」


 俺とまりあは、テーブルと椅子を出しティータイム。


 夜のお昼ごはんも食べ三時の休憩。


 もちろん、タマと虎鉄を、見守り、いたした訳ですが、オーガ達はなす術もなく爪で裂かれしっぽで吹き飛ばされている。


タマ「レベル上がらなくなったにゃ」


虎鉄「三十分くらい上がってない」

「了解、魔道具回収してくるね」


 シュ


「これで減っていくから、皆で一気に行くよ~!」


「「は~い!はいにゃ!




「お疲れ様! 宝箱出たよ!」


虎鉄「やりました!」


タマ「強くなったかにゃ!」


まりあ「全然変わったよ! サクサクだったよ!」


「タマも虎鉄もめっちゃ強くなってるよ!」


まりあ「うふふ、何か毛艶も良くなったね! もふもふ」


「あはは、確かに。よし神眼! 罠も無し! ってかデカっ! タマと虎鉄サイズやん!」


まりあ「ほんとに大きい! タマと虎鉄で開けても良いよ~」


「そうかにゃ! 虎鉄やるにゃ!」


「開けよう!」


 馬鹿デカいからタマと虎鉄が両サイドから両前足で挟み込みながら!


 パカッ!


タマ「なんにゃ?」


虎鉄「わかんない」


 宝箱の縁に前足をかけ覗きこんでるが、何かわからない様だ。


 俺とまりあが浮遊で中を覗く為、ふわふわ浮かび上がる。


 でも、確かに箱の中に箱? マトリョーシカ? ではないが、一辺が一メートルくらいの立方体······なので俺は


「ん~神眼! サイズ自動調節付き、持ち運びハウス、ベット·ソファーテーブル·椅子·食器棚·その他、付きハウス!」


まりあ「持ち運びハウス! 四角いブロックみたいなのに!」


「収納! 使ってみるか!」


まりあ「賛成~♪」


 俺とまりあは、浮遊を、解き着地!


 宝箱も収納! 色々付きハウスを、収納から出す。


「出すよ、ほいっと!」


 ズンッ


まりあ「あっ! ここですね、ここに手を触れて魔力供給ですよ!」


「そうみたい、一緒にやろう! せ~の」


 俺とまりあは箱に手を添えて、タマと虎鉄も真似してペトペト


 そして魔力を流すと


「なっ!」


まりあ「きゃ!」


虎鉄「大きくなるよ!」


タマ「なんにゃぁ~!」


 瞬く間に大きくなり形はそのままだが一辺二十メートル程の立方体。······おいっ!


まりあ「どこから入るのでしょうか?」


 小首を傾げるまりあが、立方体に再度触れると、そこが門の様な観音開きの大扉が現れた!


まりあ「きゃ! 普段は扉が隠されてる?」


「可能性はありそうやね、まぁ、それは置いておいて、入って見よう!」


 俺とまりあは、二つある何か立派な持ち手を握り、引っ張った。


 キィ


 徐々に大扉は開き中が見えてくるホール?


まりあ「普通の家の玄関みたいですね、広いけど、あっ! 下駄箱もあるし、これ傘立て?」


「ほんまや、でもこれくらい広く無いと今の虎鉄達入れないよな」


タマ「小さくなれるにゃよ」


虎鉄「なれますよ」


「「え?マジ?」」


 タマと虎鉄が、シュルシュルっと通常サイズの猫サイズに


「「えぇぇぇぇ~!」」


タマ「こんなもんにゃよ!」


 お座りしてどや顔のタマ、元のサイズに戻った虎鉄。


 俺とまりあは、それぞれのもとへ行き、脇に手を入れ持ち上げ


まりあ「このサイズも良いよょ~!」


「虎鉄は、この大きさが見なれてるな(笑)」


 虎鉄とタマを下ろし中を探索、広いだけで普通のちょい良いところレベルの家だ。お風呂は大浴場で魔道王国の家より大きい!


まりあ「入ろう! ユタさん!」


「よし! 休憩がてらお風呂タイム!」


 服を脱ぎ卵を持って脱衣場から風呂場へ


「はふぅ~やっぱデカい風呂は気持ちいいな!」


 虎鉄と卵を股に乗せ、縁の段差に腰掛け半身浴。

 まりあはタマを頭に乗せ肩まで浸かっている。


 ちゃんとタオルを巻いていますよ! 中は水着着てますよ! まりあは最初、すぽぽんっと抜き捨てそのまま入ろうとしてたので呼び止め、ナビに可愛い水着の入荷を聞き、付与魔法でサイズ自動調節を付け渡すとしぶしぶ着てくれた(苦笑)


 一時間くらい入り寝室へ


 少し寝ようとベットへ、二人と二匹は一緒に上がり目を閉じた。




「にゅふふふ♡ ユ~タ~さん♡ ちゅう~♥️」


 まりあがパジャマの前をはだけ、薄いピンクの頂を覗かせ、四つん這いで近寄ってくる。


「まりあ、おいで」


「ちゅ♥️ 一人占めです♥️ 最近皆さんに弄られて中々出来ませんでしたから♥️」


 俺のパジャマの前をはだけ、胸を押し付けキスを、初めはつんっと触れるだけのライトキスから、深く融け合うようなディープキスを、舌を絡め合い、唾液の交換をして行く。


 相手の舌を絡めとり、自身の口に誘い、誘われ、それだけで俺の物はムクムクとパジャマを押し上げ主張をしてくる。


 そこにまりあは自分の物をあてがい、ゆらゆらと腰を揺らしお互いを高めて行く。


「まりあ、気持ちいいよ」


「私も♥️ 凄く気持ちいいの♥️ 脱いじゃいましょうか♥️」


「ああ、いや、脱がさせてくれるか?」


 まりあは、こくんと頷き、体をお越し俺の上から退いてベッドの横に立ち上がる。


 俺も立ち上がり、お互いのはだけた上着をするすると脱がせ、まりあは一糸纏わぬ姿になり、その場でしゃがみこみ、俺のズボンに手をかけ、パンツも一緒に一気に下ろしてしまう。


 ペチンッとお腹に勢い良く跳ねあたる元気にになっている物にまりあは手を躊躇すること無く添え、さわさわと下の袋と共に刺激を与えてくる。


「うふふふ♥️ 凄く元気です♥️ ペロペロした方が良いですか? 私はもう我慢の限界ですが♥️」


「おいで、俺も限界だ」


 まりあを立たせ、ベッドに押し倒し、足の間に体を潜り込ませ、くちゅりと手で目標を探しながら潤滑油を塗り広げて、くっと腰を下ろすと熱い肉壁に包まれた先を離すまいと、キュッキュッと締め上げてくるまりあ。


「意地悪しないで下さい♥️ 奥まで♥️ 待ちきれないの♥️ 大好きなの♥️」


「俺も好きだ、行くよ」


 じゅるるるっと音を立てたのかと思うほど溢れ出た蜜が二人の間に前後する度透明な橋を作る。


「あ♥️ ひゃん♥️ ふぅ♥️ は♥️ あ♥️ んんっ♥️」


 ぱちゅんぱちゅんと鳴り響く部屋の中で、まりあの可愛いあえぎ声が、徐々に、息も荒く、中の痙攣の間隔も狭くなり、一突き、一抜きごとに、ビクン、ビクンと体が跳ね、発するあえぎも、それに合わせるように高まっていく。


「あ♥️ お♥️ お♥️ んん♥️ りゃ♥️ りゃめ♥️ も♥️ もう♥️ イッちゃう♥️ イッ♥️ てりゅ♥️ 深い♥️ の♥️ くりゅにょ♥️ イッ♥️ っっっくぅぅぅぅ~♥️♥️♥️」


 びゅくる びゅるるる どぷゅん びゅくん びゅくん びゅる びゅるるる


「あひゃ♥️ ひゃひゃ♥️ あひゅい♥️ にょ♥️ はいって♥️ くりゅのぉ♥️」


 俺はまりあにキスをして、抜き、隣に寝転ぶ。


 まりあは目を閉じ、ぴくん、ぴくんとまだ痙攣を続けている。


 頭の下に左手を通し、腕枕にした後、その赤く上気した可愛い顔を見ながら、布団をかけ、俺も目を閉じた。

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