腐士川不二子は今日も死ねない。
アクション・コメディモノ。
日本国内で紛争が起こった世界が舞台。
とある理由で不死身になった女子高生・腐士川不二子が特殊部隊に参加し、様々な戦火を上げる物語。
この世界では空想を具現化する特殊能力者が存在しており、大半は国防軍直属の特殊部隊に所属しているが、一部の特殊能力者はテロリストや過激派組織の構成員として活動している。
と言うのがこの世界での表向きの物語。
腐士川不二子はオタクであり、腐女子。推しが尊いと軽率に死ぬ。
彼女は潜在的に特殊能力者であり、尊死する自分のイメージのせいで何度も仮死状態になる。結果、死に対する耐性ができてしまい不死身となる。
市街戦に巻き込まれてしまった不二子は特殊部隊に拾われ、隊員になる。不安に駆られる不二子だったが、隊員の男たちが推しカプすぎて尊死する日々が始まる。
たまに推しカプ(男隊員)同士のピンチになる(片割れが敵に拉致られる。喧嘩する。等)→二人の仲を取り持つために不二子が奔走する→不二子の評価があがり、上官から「あいつ、○○(助けた男隊員)の事好きなんだな」と勘違いが膨らむ、というのがテンプレ。
・一個考えていたストーリー
不二子の推しカプの片割れが敵に攫われる。
ざわつく特殊部隊。一人で出動し、片割れを取り返しに行く男隊員。推しカプを救うためにこちらも一人で出動する不二子。
不死身の能力を活かしながら敵地に潜り込む不二子。囚われていた隊員を解放して敵のボスと対峙。
ここからボスと不二子の会話の応酬が始まる。
客観不二子「お前なんかに彼は絶対に渡さない」(隊員としての仲間意識)
主観不二子「お前なんかに彼は絶対に渡さない」(推しカプ以外の展開は許さない)
みたいな客観的に見れば熱い展開だが不二子の性癖を知っていればだいぶ不純なセリフになるという仕組みになるやりとりを……書きたかった……
・書けなかった理由
出オチ感。
作者がこのノリを続けられると思えない。
世界観、特殊能力がありがち。
この手のコメディを面白く書くのが難しい。
そもそもコメディを書くのが苦手。
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