神様って、失礼ながらエッチなの♪
軽食を充実させてから一週間、シルミ居館は平穏無事、お商売も順調です。
「これでご飯を食べられないなんてことはないわ♪」
皆で新しいメニューを食べてみています。
「エマ様はラーメンというものがお好きなのですか?」
「好きよね♪ネギを少し入れて、卵があれば最高なのだけどね♪」
コショウなんて振り、とても美味しそうに食べているエマさん。
「クロエさんは何を食べているの?」
「『鶏のうまみ効いた野菜だし』というフォーですよ、フォーを増量していますので、お腹がはりますね♪」
「それにしてもお手軽ですね、お湯を注ぐだけですから、私、女官の時、いつもお腹が減っていたのですよ、あの時、こういうものがあればと思いますね♪」
「そうなのよね、空腹は人の心を壊すのよね……」
「フレイヤさんは『辛旨カレー』みたいね、辛いの好きそうね」
「メイドさんたちも嬉しそうね……」
「まあ、ジュリアさんが、旨く管理されておられます、さすがに牧師様の奥様だった方、面倒見がよくて、慕われておられるようですね」
確かにジュリアさんは、この館の最長老、王家との交渉なども引き受けておられます。
この間、増えた8人のメイドさんたちのメイド服の洗い替えを要求、のませていました。
「こうなったら、皆で幸せになりましょう」
「私どもは十分に幸せですよ」
「ところでエマ様、お芋のお花が咲いたのですよ、綺麗な花なのですね♪」
このシルミ居館には、ささやかな温室があったのです、温泉の地熱を利用しているようです。
誰も見向きもしなかったようで、温室の出入り口なんてあけたままでした、その為、雑草がね……
植物図鑑を持つクロエさんは、館の植栽も込みで、面倒をお願いしています。
温室で何を栽培しているか?お芋です。
検索してみた結果、この温室で『植物図鑑』魔法を使い、サツマイモを栽培すれば、年中収穫できる、それも見る見る育つそうです。
その上、連作障害も起こらないそうなのですね。
2週間で収穫できるそうですね、来週には収穫できるようです♪皆で芋掘りしましょう♪
私も時々手伝いますよ、お芋、嫌いではありませんからね♪
でも、2週間に1回収穫していたら、お芋だらけになりそうですね……
そうだ!干し芋なら簡単につくれそうね♪『焼き上げ』魔法があれば、蒸すことも可能……
「そもそもお芋は長持ちするけど、干し芋にすればもっと長く保存出来るわね」
「干し芋?日に当てて水分を飛ばすのですか?ドライフルーツみたいなものですか?」
「そういえば、ドライフルーツって、見たことがありませんが、あるのですね」
「結構な値段がするのですよ、もともと食べられるフルーツを、手間をかけて干すわけですからね」
「そんなことをするぐらいなら、美味しいうちに食べてしまえ、という事ですね」
そういえば、備蓄換金商品ですが、フリーズドライ商品なら換金できるわけで、お湯を注ぎ食べられる食品と思っていたけど……
ひょっとして、ドライフルーツなら……試してみましょうか……
備蓄羊羹をフリーズドライ食品に換金……
おや、なにか換金画面に表示が……
……ドライフルーツはフリーズドライではない。
認めてやりたいが認めるわけにはいかぬ。
しかし汝の日々の行動は神々には大うけである、我も大いに神威が高まっておる、よって何らかの『褒美』は考えようと思う。
特別にフリーズドライ食品のうち、防災食品について、『フリーズドライ防災食品枠』を認めてやろう。
単品1,000円以下の商品につき無制限とし、その代わり備蓄換金商品は廃止とする。
そうそう、蛇足ではあろうが、ドライフルーツなどは100円のものが多々あるぞ……
まぐわい、楽しみにしているぞ、ロリータとか姉妹とか、別にスカトロでも構わんぞ。
今そこにいる12歳のロリータ、もし抱いたら、個包装のものなら、大袋の値段を個包装の数で割った単価で、取り寄せられるようにしてやるが、どうかな……
……まったく神様って、もっと早く『フリーズドライ防災食品枠』を決めてくれたら、定期購読なんて必要ないじゃないの!……
……必要量を必要なだけ取り寄せられます……そうそう、●●食品のチキンラーメン、袋のものは取り寄せ可能♪私、好きなのですよ♪……
……それに、失礼ながらエッチなのですね……でも……ありがとうございます♪ベアータちゃんを抱いても構わないわけね、なんせ、抱けとおっしゃるのですから……
でも個包装なら分割で、1個あたり単価が適用されるとなると、今まで取り寄せられなかったものが、可能になりますよね♪
とりあえずスープやドレッシングを調達すべきでしょうね♪後で考えましょう♪
そうそう、備蓄換金商品、現金化しておきましょう♪
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます