第九章 激動の王都ロンバル第一日
ステータスが変わったのよ
ロンバルについたのはこの世界に来てから30日目、突然ステータスが色々と変わっていました。
神様からメールがきたのです。
……一月たったが、なかなか楽しい道中を見せてもらった……
……明日、約束通り給料を支給するが、少しばかりステータスを変えてやろう……
一切説明はなかったのですけどね。
健康状態も『常時良好』とか、意味不明の表示になっているのです。
以来、これのおかげか、生理痛などは大変軽く……
多分お酒に酔っても、二日酔いにはならないのでしょうね……
称号も、旅商人から旅商人(ライネーリ辺境伯家ご用達)となっています。
料理人、お針子という称号もついていました……
アンドレ君の裾のほつれをその場で繕ったら、ついていたのですが……お針子ね……称号って、職歴みたいなもののようですが、普通はかなり頑張らなくてはつかないと、聞いていますがね……
一番腹が立ったのは称号に非表示という項目があり、そこにミストレスとあったのですね!
この称号、かなり変態方面の意味のようで、検索すると、服従者に対する女支配者とかあります、その上、性感を支配する者とかありました……
この世界のだれも、ミストレスの意味を知らないのは不幸中の幸いですが、これは神々の悪ふざけではないでしょうか!こんなもの、封印です!
でも……クロエさんもフレイヤさんも、夜、ベッドの時、嬉々として犬の首輪なんて付けて、四つん這いになったりしますから、その通りなのですが……
大聖女への服従嗜好、性依存、であるので異常と認めず、この世界の住民には、大聖女への服従が深層心理に記憶としてあり、それが想起した状態。
どうやら、この状態はミストレスの上位互換と呼べるようです……
オーガズム、エクスタシー……おっさんには理解の外……いや……そういえば……体が……
このごろ、なんとなくですが、女のオーガズムって、男とは比べ物にならない……そんな気がしています……
神様たち、このあたりも娯楽として見られているの?そこらの助べえと変わらないのでは?
でも、生物として男と女がいて、種族保存が必要な以上、エッチは当然の行為……男優位の体制が、女の貞淑を求めたから、行為を秘め事としたのでしょうか……
でも……こんなオーガズム……与えてくれたなら、屈服するのもやぶさかではない……
こんなことが続けば、支配されることに快感を感じ、相手に服従するのでしょうね……
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