ヘッドフォン

海詩

悪い事をされた時、悪い事があった時、悪い人が謝るのではなく悪くない人が諦める事が増えた。

諦めた人はいつの間にか屑が積もって積もって。。。

ひとりは悪い方になる。

ひとりは素敵な風に屑を飛ばして発散する。

そしてひとりは、どん底に落ちる。

どうやっても這い上がれないくらいに屑が積もるから息苦しくて何をすればここから抜け出させるのか分からなんだ。

喧嘩は大切だ。悪い人が悪い事を自覚しないとそれが悪い事だと気づかないから。

諦めちゃ本当はダメなんだ。

でも、インターネットでそれをするのは良いことではない。ネットは文字でしか表せない。向こう側にいるのが女なのか男なのか、年齢も生きてきた道も分からない。

悪口を打っている子供は見えない相手だから反抗出来る。

相手が自分の推しだったら反抗しないだろう。相手がヤクザだったら反抗できたいだろう。

コミュニケーションがネットでしかできなくなったマスクの世界。

現実世界で喧嘩をできた人はいますか。

インターネットは駄目なことを知っている人だけが使える世界になったらな。

いい人がこの世からどんどん消えていったらどうなるんだろう。人が人じゃなくなって。

ねぇ。僕らの世界はこんなに苦しかったか？

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい