第6話 政治について

 参議院選から少し経過し,秋らしい気候も多くなってきて過ごしやすくなったと、誰もが思ってるのではないだろうか?


 今回の選挙投票率はなんと52パーセントにとどまったという。


 実に半数近くの有権者が選挙に行ってないのである。


かつて、筑紫哲也氏はこう言った。


「安定している国家の国民は政治に無関心になる。」と。


 確かに日本は安定していた・・・そう、安定しているのでは無い。安定していた、のである。


 今から、30年ほど前の周辺諸国の情勢を見てみよう。


 ロシアは1991年から92年にかけて、旧ソ連の崩壊。その貧しさは食べるものが無いから「猫の缶詰を食べた」人がいる程であったという。腹が減っては戦は出来ぬ。


 北朝鮮は1960年代から日本海で不審船が確認されてたが、テポドン発射実験は97,98年くらいだったと思うので、日本を震撼させるほどでは無かった。


 中国は陸上の軍事活動はやっていたろうが、それは海洋側の日本とはほぼ正反対の地域であった。


それに比べ今は・・・、


 ロシアは日本を非友好国と認定し、北朝鮮は銃殺された安倍元首相が痛恨だっただと回想した、拉致被害者の問題は解決できず、中国は排他的経済水域に5発ミサイルを着弾させ、尖閣諸島をほぼ手中に収めている。


 某党のウイグル人立候補者の方や、財政破綻したスリランカの方が日本人はもっと政治に関心を持って、選挙に行った方が良いとニュースや、Youtubeで言っていた。


 なのに、あいかわらず元芸能人や、元スポーツ選手の候補者の方が当選する確率が高いようだ。


 ・・・彼等にも確かに被選挙権は有るので、私が糾弾する資格など無いのは百も承知なのだが、大谷翔平選手ですら奇跡扱いなのに、彼等に芸能やスポーツと政治の二刀流などは可能だとは思えない。


 古代ローマの詩人ユウェナリスは「パンとサーカスを」と皮肉った。


 ようするに、「食べ物と見世物を」国民に与え続ければ、政治的関心が薄れ、現国家体制は安泰になると、為政者側は考えたわけである。


 現在の日本もこのような状態では無いだろうか?


 日本国民の皆さん、ともに政治に目覚め、天下国家のの事を考えましょう。


 当然不肖この私も、微力ながら尽力したいと思います。


 

 

 


 


 


 


 


 


 

 


 


 






 


 


 

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