【詩】僕は逃げた


海の底に沈むような

暗闇に溶けるような

深い眠りに誘われる


目的地まであと二時間

「仮眠にはちょうどいい」

列車の揺れが心地よく

眠る


目が覚めると

戦場より遠く離れた国

僕は逃げた


兵士として徴集されるも

人を殺めることは

できなかった

未来を奪うことは

できなかった


戦争は平和の手段ではない

対話こそ平和への手段だ


僕は平和のために生きたい



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