第11話
「よぉ!メアリー!」
「
「はぁ〜?俺に失礼だと思わないのか?」
「思わねぇよこのクソ
「そっか…」
ガチ凹みじゃん、そんなに凹むくらいだったらそもそもセクハラとかすんなよ…
「はぁ…で?
「ん?そいつと話してた」
「はぁ!?そのセクハラクソ
「うぅ…我が友〜!メアリーが我のことガチで罵倒してくる〜!」
「おうおう…辞めろよメアリー、可愛そうだろ?」
「えぇ…
「うん、まぁ見た目が幼いからつい…」
だって見た目が完全に中学生…いや、ともすれば小学生に見えるレベルだからなぁ…
「幼い…?そんな事はない!なぁメアリー?」
「いや、確かにめっちゃ幼いですね」
「うわぁぁぁ!!!メアリーに幼いって言われたぁぁぁ!!!最悪だぁぁぁ!!」
「何でメアリーに言われるとそんな過剰に凹むんだよお前は…」
「えっと…そのぉ…」
「…なんだ?言ってみろ」
(メアリーが好きなんだよ…)
「じゃあ何で意地悪とかしたんだよお前は…」
「いや…その…意地悪したらかまってくれるし…」
うわぁ…ソレ完全に小学生の好きな人の気を引くために意地悪するやつじゃん…
「そっ…そんなにドン引きしなくても…!」
「いや、お前何年生きてるの?」
「…3000年」
「で?3000年生きてまだそんな事言ってるの?」
いくら
「うわぁぁぁぁん!我が友も厳しい!酷い!」
「よし、さっさとこのダメダメクズ
どんどん
「えっ、我殺されるの?誰に?」
「そこの
この子この
「いや、流石に我が友と戦ったら数秒持たずに消し炭になるから嫌なんだが…」
「お、分かってますね、じゃあ自殺してください」
何でこの子はこんなに殺意がヤバいのか
こんな小さな子供に対しての殺意じゃないのよ
「なぁ、何でそんなにコイツを憎んでるんだ?まだ子供だろ?ちょっとは優しく…」
「もう3000にもなる良いオッサンですよ?そんなのがセクハラや命令してきたら当然嫌いになる…」
ああ…吸血鬼でも3000はオッサンなのね…
でもその割に幼い気が…
「え?我3000歳はまだ子供だと思うのだが…」
「は?何言ってるんですか?3000歳はもうあと7000年しか寿命も無いんですよ?」
7000年しかって…
吸血鬼の時間感覚大分ヤバいな
「ああ…真祖にとって3000歳は10歳位だぞ?真祖と普通の吸血鬼では寿命が違うんだ」
「え?そうなんですか?じゃあ貴方は大体10歳位って事に…」
「あっ…我のコンプレックスが思わぬ所で…」
「えぇ…年齢コンプレックスなのか」
まぁ渋い
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