憑き物 7
「わたし、は」
思っている通りを言ってもらえればいいのだ。
「わたしは、このまま、生きたいと思えるほど、
一瞬だけ、その目に宿った光が強く輝くが、それはすぐに弱くなり、でも、と
「わたし、死にたくは、ない、です」
「なるほど」
主人の気分に敏感な犬達は
「つまり、それは裏を返せば、生きたい、ということだね」
僕が軽く言ったせいか、
「わたし」
「言っただろ? 生きたいか死にたいかの二択だって。生きたいが
コインの裏の裏は
ロビンがちょっと
「そもそも、ボクらが来たのはそのためだしね」
「そういうこと。でも、ちゃんと
からりと笑ってみせると、
「大丈夫。この通り、センセイはちょっと
「ロビン、人差し指で
ただ、雰囲気の振れ幅が大きいのは経験則上否定できない。
「さてと、本題に入る前に、
ぐるぐると敵意を
うぉんうぉんと
あまりの
けれど、
「丁度いいや。
敵意と害意に
ロビンの時は、そもそも僕があまり知らない
今回は、僕はこれを知っている。それなら、十二分に対処できる範囲だ。
「あをやぎの、かづらきやまにおはします、まがこと、よごと、おしなべて、ことさきたまへるおほかみを、おほぶねのおもひたのみに、かけまくもかしこみて、ここにのりたてまつる」
もう、かつてのように
代わりに、ちりりと左目を
「我は虎。
次の瞬間、敵意の視線はそのままに、水を打ったように静まり返った。
「まあ視線がうざったいと言えば、うざったいけど、これでいいかな」
精々ができても体当たり、なんなら妖怪すねこすりみたいになる可能性のが高い。
ロビンが
「さて」
そんな
妄想の中で二回ばかり
「そしたら、またちょっと
――どうしてこうなったか、経緯を教えて。
そう、告げると、
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