2章までに登場した人物のまとめ

 登場人物


・ミューゼリア・レンリオス 現在8歳

 RPG顔負けのやり込み恋愛ゲーム〈アルカディアの戦姫〉を周回しまくった大学生が転生した少女。最初こそゲームの主人公〈リティナ〉のように動こうと思ったが、自分にしか出来ない行動があると考えている。

 周囲から、実直な性格は父親似だとよく言われる。


・イグルド・デュアス・レンリオス 現在10歳

 ミューゼリアの兄。彼女のことを「ミュー」と呼んで可愛がっている。

 活発で物事を素直に言う明るい男の子。魔術よりも武術の才能があるらしい。

 父親をとても尊敬し、将来は強くなって跡を継ぐ予定。魔物討伐をして名を上げたいのもその為らしい。


・デュアス・アルドナ・レンリオス 現在32歳

 18歳の時に当主になり、家門を守って来た苦労人。

 実直で穏やかな性格。大人しそうに見えて大胆な行動もする。竜の飼育を担当できる位に身体の力が高いらしい。

妻サリィとは恋愛結婚をした。サリィにベタ惚れで、


・サリィ・アルドナ・レンリオス 現在31歳

 狩猟を生業にする村出身。魔物の襲撃で廃村になったあと、レンリオス家でメイドを務め、デュアスと恋愛結婚をした。デュアスに惚れ込んでいる。

 包容力のある朗らかな性格。狩猟でお金を稼いだりと影ながら一家のサポートをしている。


・リュカオン 最低でも60歳を超える

 妖精と人間の混血。デュアスの父に恩があり、レンリオス家に忠誠を誓っている。

 現在はミューゼリアの護衛を主に務めている。

 年齢を数えていないのは、妖精の母と暮らしていた事で年を数える文化を持たなかった為。母が800年前の戦争の生き残りで、今は消えた文明や存在を教わっていた事で、レフィードをいち早く気づいた。


・レフィード  年齢不明

 記憶をなくした精霊。ミューゼリアの魂の中に自身の記憶があり、彼女のサポートをする代わりにそれを取り出させてもらう条件で共に行動している。

知識欲の強い子供と年上のお兄さん・お姉さんみたいな関係で、相性は良い。

記憶は順調に取り戻しているが、現在戻って来たのは知識方面ばかりで、自分が何者かまだ分からない。


・レーヴァンス・アスレイグ・イリシュタリア 現在10歳

 イリシュタリア王国の王太子。8年後となるゲーム本編に比べて、暗い影は無い。

 活発で素直で明るい性格。特別な存在だと自覚はあるが、対等に接して欲しい年頃。

 気配を消して物陰に隠れるのが得意だが、それは暗殺者から身を守る手段として訓練を受けて得たもの。


・オルディエン・ワーシェルマ・イリシュタリア 現在46歳

 イリシュタリアの国王。笑顔を絶やさず、時には目からあえて感情を伝える。

 切れ者であり、掴み処が無い。

 デュアスが飛竜をたった一発殴っただけで制止させたのを見て、近衛騎士でもそんな芸当できないと大いに笑った。


・ヴェンディオス・ワシュア・アーダイン 現在45歳

 公爵家の当主。王国最強の魔術師。生真面目で義理堅い苦労人。

 アーダイン公爵家は、魔術師の法整備を行い、様々な魔術を開発し、イリシュタリア王国の歴史に大きく関わって来た。ファシアとの婚姻も魔術師扱う道具に関する技術支援のためであった。


・シャーナ・ヴェンディオス・アーダイン 現在9歳

 ヴェンディオスの娘。心優しい女の子。

 赤い液体をファシアによって飲まされ続け、心と体を大きく歪まされた結果、8年後のゲームの世界の悪役令嬢となる予定だった。ミューゼリアによってそれは阻止され、今は療養中。


・ファシア   27歳

 公爵の妻。気が強く、嫉妬深い。息子の事は深く愛していた。

 赤い液体による殺人未遂等、様々な罪を重ねて断罪されることになった。

 アーダイン公爵が初恋の人だった。




 


・イリシュタリア王国のミドルネームについて

 貴族は成人を迎えると古代語のミドルネームを親から貰う。王族の場合は、7歳になるとミドルネームを親から貰う。アルドナは清流、アスレイグは一等星、ワーシェルマは栄光、ワシュアは栄華。その人物を指す意味で付けられる事もあれば、願いや戒めとして付けられることもある。

 アーダイン公爵の場合は、栄華に驕る事が無いようにと戒めで付けられた。

 まだ成人していない子供の場合は、誰の子か分かる様に父の名ミドルネームとして入れている。

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