トースターの願い
知能持つトースターは死ぬことを求めていた。購入されてから二年経つ。保証は切れているのだから、ゴミに出してほしい、と懇願する。時期が来たらスクラップされるのは普通なのだから。だがドライバーを握る主人は聞く耳持たない。「そんなの間違っている。自殺願望チップにアクセスさえできれば……」
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