飴色のラブレター
下駄箱のラブレターを見つけた。「達者に生きて」と飴色の紙に書かれていた。しかし差出人の名は思い当たらない。だから先生に訊いてみた。すると白衣の先生は悲しそうに言う。「毎朝あなたはその手紙を見つけ、夕方にはまた下駄箱に戻すんです」私は微笑んだ。「この場所は学校ではなかったのですね」
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