大晦日

もう今年も終わりかあ。早いなあ。


自室でなんとなく儚さを感じる。



大晦日の今日、今年は実家に帰らず、一人暮らしのアパートで過ごしているのだ。


いつもは決まって帰省していただけに、一人になると何をすればいいのかよくわからない。


特にすることも思いつかず、昼からダラダラとテレビを見て過ごす。


こんなことなら何かバイトでもした方が良かったかもなあ。


そんなことを考えながらウトウトしていると、夕暮れ時、玄関のチャイムが鳴った。


インターホンのカメラで見ると、大家さんだ。



でも出たら面倒そうだったので、居留守を使ってそのまま寝ることにした。


なんだか眠たいしね。



夜の9時ごろ、チャイムの音で目が覚める。


寝そべったままインターホンのカメラを見ると、また大家さんだ。


でも寝起きの顔で人に会いたくもないし、再び居留守を使うことにした。


私はその場で伸びをしてまた横になる。



それにしてもなんでこんな時間に?


そう思っていると、カチャリという音が聞こえてきた。


ん?













(↓解説はこのまま下にスクロールしてね↓)



















――――――――――――――――――――――――――――――――――

解説

――――――――――――――――――――――――――――――――――


この大家さんがしているのは、在宅チェック。


大晦日だから帰省して留守にしている人が多いだろうと予想し、空き巣を働こうとしているよ。


夕方と夜の2回確認をしてもいなかったから、この部屋は大丈夫ということでマスターキーを使って侵入してきたんだね。(語り手は夕方から寝ていたので電気も消していたよ)


――――――――――――――――――――――――――――――――――


最後まで読んでくれてありがとう!現在150話以上更新中。他のお話も読んでみてね。


1行で読める意味怖プチも更新中!そっちも覗いてみてね

https://kakuyomu.jp/works/16817330658277532279

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る