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会社に向かって悪態を吐き続けるザード@に向かってNさんがチームのチャンネルにチャットを飛ばしてきた。
「結局今ザードさんが言いたいのって、まずそもそも退職できるのかどうか、6月の給料はきちんと支払われるのかどうか、有休消化は出来るのかどうかの3点だよね」
「まとめるとそうなりますね。どれも一言も答えてもらってませんが」
「その人にとって仕事を辞めるって重大な決断なのに蔑ろにしすぎだよなあ。こっちも何回か転職してるからそのことはよくわかる」
「そうなんですよ。あまりにもあんまりすぎる」
「……で、まだ営業からは何もないの?」
「一言もありませんね。謝るのはともかく退職手続きが進んでるとすら一言もありません」
今は何故会社がこういう振る舞いをしていたのかの答えを知っているからある程度客観視できるが、当時はぶっちゃけ奴隷労働の強要として如何にして慰謝料を支払わせるかしか考えてなかった。
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