第3話

4才くらいの時に広島市に行き、市内の幼稚園に入り、そのあと郡山市の幼稚園に行って、小学校に入学し、4年生になる時に、松山市の小学校に転校した。

5年生になったばかりの時に、女の子の転校生が自分のクラスに来た。先生に、転校生のための新しい机を教室まで運んで持って来るように言われて、使ってない机を置いてある部屋に行って、転校生のために教室まで運んで持っていった。ちょうど自分のとなりにスペースが開いてたから、そこに机と椅子を置いて、転校生の新しい席になった。

転校生の女の子はフランス人のソフィちゃん。パリから転校して来た。お母さんが日本人だから、日本語も上手なんだそうだ。自分を見ると、「あっ!あやめちゃんでしょ!」って嬉しそうに言った。なんで知ってるの?って思ったら、パリに住んでた時に、おたがいに結婚の約束をしてたらしい。父親どうしがパリで一緒に仕事をしてて、ソフィちゃんと自分はパリでよく一緒に遊んでたらしい。あっ!そういえば!なんか、当時のことを思い出して来た。

小学校の休みの日曜日に、ソフィちゃんと一緒に街の商店街に遊びに行ったら、占いをやってるビルがあって、色々ある中で、水晶占いの部屋にソフィちゃんと入ってみた。すぐにソフィちゃんが、わたしは出てるね~って言って、部屋から出て行ったから、自分は、占いのお姉さんに、自分の結婚相手を聞いてみた。占いのお姉さんは水晶に手を当てながら、「さっきまで一緒にいた女の子の顔が写ってますよ~!」って教えてくれた!

部屋を出たら、ソフィちゃんが、どうだった?って聞くから、「結婚相手を聞いたんだけど、ソフィちゃんには教えない」って言った。

それから、一緒に小学校を卒業して、同じ中学に入学した。中2の時に、一緒に沖縄の中学に転校した。父親どうしが同じ仕事をしていて、同時に転勤して、沖縄でも同じマンションに住んでたから、当然、一緒に同じ中学に通うことになった。

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