だから、生まれてきたくなかったの!絶対に

春風舞夢

第1話

ぼくは、絶対に生まれないように、神様に見つからないように、静かに、静かに、息もできるだけしないように、ただ静かに、息を吸っていた。



「次、おまえ。こっちに来い!」

「えっ?僕?」

神様に、どうして見つかったのかわからない。

僕、気配を消していたはずなのに、、

神様が、「みうた、ちょっと地球に行って来い」

と言った。

「おまえは、早くここに戻って来たいんだよな?大丈夫、心配するな。すぐ帰ってくることができるように、お前には魔法をかけておいた。」

「魔法?どういうこと?」

「おまえは、大丈夫。すぐ死ぬから、すぐにここに戻って来ることができるよ」

「死ぬって、痛いの?怖いの?そんなの、生まれるより、もっと嫌だよ。」




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