母から聴いた話し
渡邉 峰始
第1話
母は沢山色々な話しをしてくれた。殆ど忘れてしまったし、覚えていたとしても、一言一句正確に覚えている話しは無い。けれど、曖昧な記憶でも完全に消失してしまう前に、母の日を機に綴っておこうと思う。本当の話しか、冗談だったか、私が間違えて記憶していたか、今と成っては母に確認する事は出来ないが、作り話だとしても、膨らませて新たな小説のネタにでもしようと思う。又、忘れてしまった話しも、突然思い出す事が有るかも知れない。思い出した時に話しを追加しようと思う。
母の母ちゃんは、高貴な家柄、華族制度が有った頃の伯爵、男爵、子爵等のその様な家の生まれで、結婚する時護身用に拳銃を持って嫁いだが、母の父ちゃんは、その拳銃を売ってしまった。私はこの話を聴いた時、勝手に母は父親が嫌いだったと思ってしまったが、そうでは無かった様だ。
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