第3話 ド変態、ロリコンドクター
このパパは、職場が一緒だった人。24個上の、バツイチの医者。
みんなでご飯に行くはずが、予定が合わなくなって、食い意地の張ってた私がたまたまそのパパと2人でご飯に行くことに。
「職場の外では、こんなに可愛いんだねぇ」なんて、それ以来ご飯に誘われることが多くなった。
立場上、断れず。
学会(勉強会)にも同行させられて、そのパパが学会に出てる間は、お小遣いをもらって時間を潰す。
ホテル代も、ご飯代も、もちろんタダ。
沖縄に行ったときは美ら海水族館とかも行ったなぁ。
職場の寮に住んでたけど、やっぱいろんな意味で不便で、よくパパの家から一緒に職場に出勤してたっけ。
もちろんカラダの関係も。
年齢の割に元気だったし、うっかり中に……の時はごめんねって100万円を現金でもらった。
そんなパパ、私と結婚すべくいろんなマンションのパンフレットとか集め始めた。
実家にも挨拶に行こうとしてた。
まぁその時はまんざらでもなかったんだけど…
私が全身麻酔下で簡単な手術を受けることになった時、その病院に電話して、自分が麻酔をかけたいって直談判したらしい。
それを問い詰めたら、
「だって、僕が君に麻酔をかけたら、一番側にいられるでしょ?ずっと一緒にいられるよ」
だって。
覚めない麻酔をかけられるところだった。
そんな感じで、このパパはある意味怖かったな。
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