パパ活の闇〜出会った「パパ」を紹介します

ふゆさん

第1話 バツイチ子持ち、レロレロパパ

私が大学2年の時に知り合ったパパ。


いつもキャップを被ってた。

理由?ハゲてるから。


しかも、潔いハゲじゃない。

頑張って抗おうとして、バーコードになっている。

セルフレジで、ピッとできるかもしれない。

値段のほどは、いかに。


そのパパは、私よりも20歳は上だった。

私は偽名を使っていた。

パパの前では「アイカ」と名乗っていた。


いつもパパは「アイカちゃ〜ん♡楽しみにしてたよ〜♡」と言って車のドアを開けてくれる。

まぁ、古い軽の車だけどね。


そのまま、ホテルに行く。

パパは舐めるのが好きらしい。


「アイカちゃん、気持ちいいかい?」

そう言いながら舌をレロレロと動かす。


蠢く、舌とは思えぬ「人工ローター」なるテクニックで、昇天させられていた。


しかしながら、パパにとっては、「昇天」の有無は関係ない。ただ、自分が満足するまで舐めたいのだ。

山田くん、座布団5枚。

「しょうてん」違いか……


ちなみに、行為の間も、キャップを被っていた。


パパは、炊飯器が壊れたと言えば知らぬ間に1万円札をカバンに挟んでくれたり、なかなか気前の良いパパだった。


しかしながら、私に彼氏ができて別れを告げた時は、大学に名前を晒すとか、どこぞの掲示板に悪口を書かれたりとか、そういった往生際の悪さというか、とてもじゃないがオトナの対応と言えるものではなかった。


数回会って、レロレロされて、関係は終了。


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