第12話 プールの妖怪2
「お母さま、学校のプールに妖怪のよ
うなものがいます。」
「そうですか、先生は知っている
の。」
「
治を依頼してくれました。」
「そう、どんな妖怪なの。」
「大きな触手の塊のようなものでプー
ルの水の中にいます。」
「被害は出ているの。」
「1週間位前、プールの水が赤く染ま
ったからだれか襲われたと思いま
す。」
「分かりました、私から谷山先生に電
話します。」
「仕事、私たちにがやるからね。」
美月は美湖を見る。
美湖は譲らない雰囲気である
「いいでしょ、強かったら逃げるの
よ。」
「はい。」
美湖は嬉しそうに返事をする。
美月は谷山に電話する
「美湖の母です、妖怪退治の依頼を引
き受けます。」
「ありがとうございます。」
「
ろしくお願いします。」
「またあの2人ですか。」
「はい、危なければ逃げるように言っ
ています。」
「分かりました。」
谷山は不安になる。
美湖は携帯で沙衣に連絡する
「妖怪退治受けることになったよ。」
「分かった。」
「制服と水着どっちがいい。」
「濡れるといけないから水着にす
る。」
「なら、水着にする。」
2人は服装を決めただけで作戦は立てていない。
彼女らはこれまで大雑把な打ち合わせをしても作戦を立てることはない。
翌日の放課後、プールに沙衣と美湖が水着姿で現れる、谷山と水泳部の顧問が立ち会う。
さらに目ざとい男子が数人プールの外に集まる。
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