第13話掴んだ秘密

仕事が終了すると、ヒロ坊とトノ様は「千寿」に向かった。すると、トノ様のポケベルがなる。


【トラ・トラ・トラ】


「ヨッシャー!タヌキと青シャツと福光書店との癒着を証明出来る。ヒロ坊、こっちの勝ちだ!」

ヒロ坊は興奮して、バイトの子を呼ぼうと言うことになった。

ポケベルでバイトの子を居酒屋に呼びつけた。


「こんばんは。先生方」

「お~、バイト君。君はいくつ?」

「わたしは、21歳です」

「ならば、呑みなさい」

3人はボイスレコーダーを再生した。

内容は、教科書、模擬試験の仕入れは福光書店一手にまかせ、タヌキ、青シャツに福光書店から見返りをもらっていたのだ。

「ヒロ坊、これは警察に送る?」

「いや、学校中にさらし、保護者にもさらすんだよ!グヘヘへ」

トノ様はヒロ坊が仲間で良かったと感じた。


7月の終業式がある朝。生徒達が掲示板に集まっていた。

掲示板には、貴島宏樹先生、神岡智広先生の異動の張り紙があった。

マドンナはその張り紙を見て、涙を浮かべていた。そこへ、キャサリンが現れマドンナを保健室へ連れて行った。

マドンナは泣いていた。

「いいこと、マドンナ先生、これはタヌキと青シャツの陰謀よ!だけどね、ヒロ坊とトノ様にはリーサルウエポンがあるの」

「どう言う事です?」

「涙を拭いて。あの子らの反撃が始まるわよ」

マドンナは理解していない。

「まぁ、あの2人を信じなさい」

「な、何かあるんですか?」

「私も分からないけどね」


終業式が楽しみな展開になる。それは、ヒロ坊とトノ様しか知らない。

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