第8話 美女を寝取る

(こんなもんか…)


 今、ソウマはアオイにあの美男美女カップルのことを調べさせ、その報告を聞いた。


「よし、よくやった」


 ソウマがアオイの頭をなでるとトロんとした表情になり


「じゃ、ご褒美もらえますか?」

「ああ」


 ご褒美とはなにかはご想像にお任せしよう。1つだけ言っておくと、その行為は日常的に行っているという…。ただ、ヒナにはばれないようにしている。


 ちなみにアオイの親への言い訳はいらない。なぜって?彼らは2人とも転勤中。神宮寺の親に面倒を見るように伝えているが今は形式上喧嘩中。


 アオイの親とソウマの親は同じ会社だ。


 ヒナの中ではソウマと自分は付き合っていて、他の女生とは関係を持っていない。ソウマも気づき始めているが、ヒナからはドS要素がなくなっている。しかも、ヒナは自覚はなくともだんだんとソウマに依存していっている。


 ソウマはなぜか人が思っていることを読み解くのが得意であり、白雪が今持っているであろう不満を見つけることが出来た。


 まず寝取りの基本は最初の印象。できるだけ最悪に。これはソウマの中での鉄則。


 本人曰く自分を憎む目を少しずつハートにするのが面白いとか。


(まずは話す場を設けないとな)


 白雪が1人になるのはトイレの時だけ、つまりトイレから出てくるところを待ち伏せする。


 トイレはたくさん人がいるが見られてもいい、と考えている。印象を下げることは悪いことではない。ただ、神宮寺がいないところで会わないといけない。


 もう一つの条件はヒナがその場にいないこと。


 そんなことを考えながら教室にソウマは戻っているとそこにはハンカチで手を拭いている1人の白雪がいた。


 全方向を一瞬でチェックし、ヒナと神宮寺がいないことを確認すると、一気に彼女に近づき腕をつかみ壁に押し付ける。


「うっ……。なんだ、お前は。」

「なぁ、白雪。俺とシないか?神宮寺よりもいい体験をさせることが出来るぞ」

「…は?……なんだ、先輩に向かってその口調の聞き方は」

「口調を変えればいいんですか?」

「、そういうことじゃない。私はお前とはシない」

「意外と落ち着いてるんだな」


 そう答えた瞬間に腕を壁に押し付ける力を一気に強くする。


「っ……」

「そうじゃないと彼氏さんが大変な目にあっちゃうぞ。暴力沙汰は退部、停学処分だっけか?あとちょっとで大会があるんだったよな」


 抵抗しようとソウマを睨みつけるが睨み返され諦めたような表情になり、次に懇願するような表情になった。


「…どうか、それだけは」

「ほう、だったら俺とスるのかシないのか?」


 すると涙を流しながら白雪が懇願する。


「どうか、許してくれ……」

「2択だ、その2つの選択肢しかお前には与えていない」


 まさにクズ、こんな美女の泣き顔を見せられても一切動じない。それどころか嬉しそうな表情になっている。


「………じゃ、あ。お、お前と……スる」


 うつむきながら白雪が答える。


「そうかじゃあ今夜、来なかったら今の部分だけを編集して、ばらまいた後、神宮寺を暴力沙汰に巻き込んでやるからな」


 ニヤニヤしながらポケットにあった盗聴器を取り出し白雪に伝える。


――――


ピンポーン


(お、来たか)


「おい、アオイ!白雪を招き入れろ」

「はい、ご主人様」


ガチャ


「どうぞ中へ」

「え?あ、ああ、お邪魔する」

「こちらです」


 白雪はアオイに招かれるままある部屋に入っていった。


「な、なんなんだ……これは」


 そこにはあらゆるエログッズがそろっていた。


「ようこそ。…本当に神宮寺のことが好きなんだな」

「ああ、そうだ。私の中で一番大きな存在と言って違いない」

「ククク、そうかよ。」


 すると近づいてきたソウマが強引に白雪の腕をつかみベッドの上へと引きずる。白雪に覆いかぶさり


「今からお前は彼氏以外の男とするんだな」

「………」


 白雪は必死に抑えているが涙が少し出てきてしまっている。


「俺は優しいからなゴムをつけてやる」


 そう言ってゴムを取り出し自分のそれにつけながら言う。


「ほら、ぬげ」

「…………」


 答えずにシュルシュルと服がかすれる音が鳴る。


「お前は俺のことを好きじゃないからな。媚薬を使う」

「えっ…?」


 さっきまで無言を貫いてきた白雪が思わず声をあげてしまった。


 ちなみに取り出した媚薬はとてつもなく効果があり、めちゃくちゃ高い。もちろん自分で買うはずもなくアオイに買わせている。


 それを手に出し白雪の体に塗りたくった。


「んぁ…」


 これを塗ると全身性感帯になってしまうほど効果がある。


「ふっ…覚悟しろよ」

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