未来学園
Morua
始まり
第1話 未来都市
3058年、この世界はファンタジーと呼ばれていた物が全て現実となっていた。
魔法、精霊、超能力、科学、これらが全てこの世界では常識。
それはここ、東京でも同じだった。
特に東京の23区は発展しており、そこは全てのファンタジーが凝縮していた。
そしてその世界の東京の人口の9割近くは、10代〜20代前半の若者だった。その影響もあってか現在の東京はそのまま学生の街と呼ばれていた。
そんな中、1人超能力を持って生まれなかった、いや超能力を消して生まれた人間がいた。
それが今作の主人公、
「久しぶりに帰ってきたなぁ渋谷」
一条 龍太
年齢15歳(高校一年生)
身長174cm
体重85kg
黒髪のサラッとした髪にパッチリとした二重の目、綺麗な鼻立ち、そして何より見た目で分かる筋肉量、とてつもなくデカい。
と、その時運悪く誰かにぶつかってしまった。明らかにヤバい人に。
「おい、どこ見て歩いてんだ?このランクBの俺にぶつかっといて、謝る事もしねぇとはいい度胸だw」
「ああ、すいません次から気を付けます」
「あ?気を付けるだけじゃあ足りねえなぁ!」
ランクB、それは通常の人間なら一撃で殺せるレベルの能力者。
そんなぶつかって来た人の能力は電撃使いだった。
「おお、ビリビリ言うとる」
「俺に喧嘩売った事、後悔させてやるぜぇえ!」
周りの人も少し離れて観戦していた。このレベルの能力者になると戦いの時は半径10mは危ない。
「はぁ、美人なお姉さんの誘い以外お断りしたいんだけど…まあしょうがないか」
「喰らえぇえええ!」
ヤバい人の電撃は、彼の指先で消えた。
「は?」
「寝てろ」
デコピンでKO。
能力者に。
この世界は超能力や魔力の量によってランク付けされる。
S〜Gまであり、そんな彼のランクは…Zだった。
彼は超能力を持たずに生まれてきた。
ただその理由は、彼が超能力の全てを無効にする"体質"だったからだ。
魔法、精霊、超能力を全て効かないただの"体質"だった。
「さーて、迷った」
なお、彼は田舎へ10年ほどいた為今の東京の土地勘は0だ。
これが今回の物語の主人公、一条龍太と言う漢である。
「って、あれ?今回主人公の俺心の声無くね?最初だからなの?」
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