カクヨムネクスト賞は良いぞ

拙作のローズマリー様が、カドカワBOOKSファンタジー長編コンテストの中間を通過したようです。


これも皆様のおかげでございます。

ありがとうございます。


応募総数3166の中で中間通過は678作品でしたので、中間通過の倍率は大体1/5という事になりそうです。

応募したときは、まさかここまでの応募総数になるとは……

もうこれ夏のカクヨムコンでという事で良くないですか……


最終発表は12月中旬との事なので、落ちたらまだカクヨムコンのエントリーに間に合いますね。

これで今回のカクヨムコン、とりあえずエントリーはできそうです。


さてカクヨムコンと言えば短編部門にカクヨムネクスト賞が追加されました。


概要を読んだ感じではプロットコンテストに近い感じで短編の内容を編集の方が気に入ったらカクヨムネクストで連載できるようです。


これはなかなか良いんじゃないでしょうか。


映像化とか書籍化の確約だと、どうしても映像化するための制作費や書籍化するための制作費がかかるので選考も慎重になると思うのです。


ですがカクヨムネクストの連載は紙の印刷も映像化のコストもいらないので、実質かかるのはイラストレーターさんと作家さんに払う原稿料です。

他の賞に比べて圧倒的にコストがかかりません。


加えて、カクヨムネクストはカクヨムの一部なので、読者層がカクヨムレーベルの読者層になります。


書籍化だと、カクヨムでは人気あったのに全然売れないという事が多々あります。

カクヨムというレーベルの読者層と、書籍の読者層は少し違うと思うのです。


せっかく受賞しても泣かず飛ばすでは作者も読者も悲しいではないですか。


でもカクヨムネクストだったら、普段のランキングの中に否応にも差し込まれてくるので、カクヨムを普段読む人に直接届きます。


それにカクヨムネクストを契約している人は、カクヨムレーベルの読者層の中でも、サブスク代を払っている上級貴族なのです。


上流貴族なのです。(2回言いました)


その意味で、この賞に受賞した場合、すぐに書籍にはならないので、すぐにおら作家だうえーいとはならないかもしれません。

が、その代わり、作家として届けたい読者と太いパイプで接点が持てますし、カクヨム作家としては一段上のステージに立てるのです。

なにしろ読者が貴族なのです。


参加賞と言いながら肩書きだけで実質的には特に何も貰えない特別賞とかより、普通に実利がありそうではないでしょうか


しかもカクヨムネクスト側にも、少なくない利があります。

カクヨムネクストはまだ始まったばかりです。

できればもっと作家さんを確保したいと思っているのは間違いありません。


ですが、先ほど書いた通り、他の書籍のレーベルとカクヨムとは少し層が違うのです。


若干、しかし確実に、違うのです。


この読者層の違いが肌感覚で分かっていないと、他で成功している作家さんでも、WEBでは上手くいかないという事が多々あるのです。


その点、カクヨムの中から選ばれた人たちであれば、ここはまさに主戦場です。俺の庭なのです。


こちとらカクヨムという戦場で鍛え抜かれた精鋭……でもランキングの女神にはなかなか振り向いてもらえていない、ならず者部隊の傭兵。

そんな人を掬い上げる事ができるのです。


ネクスト側ももちろん、普段から、ランキング上位の方に声かけとかはしているでしょう。


けど、上位の方は他からも色々声が掛かっているでしょう。それに、上位の方は既にカクヨム上で人気を得ているので、ネクスト側に引き抜いてしまうとカクヨム側としては損なのです。

ランキングからの引き抜きは、カクヨムとカクヨムネクストでの身内同士の争いになってしまうのです。


その点、カクヨムコンからの拾い上げならば、カクヨムもカクヨムネクストもお互い損はありません。ういんういんなのです。


そして何より、カクヨムコンは今や日本最大の公募となってしまったのです。

こんな全方向にういんういんなのに、利用しない手はないでしょう。


と言うわけで、作者も読者も編集もういんういんの、とても良い賞なのではないかと思うのです。


しかも短編です。


長編を書く余裕がないと嘆いている人も書けてしまうのです。


長編を書いてる人も同時に書けてしまうのです。

応募しない手はないですねー。


……一つだけ懸念点があるとすれば、また、ファンタジー長編コンテストみたいにとんでもない応募数で、すごい倍率になる……かも……ということでしょうか。

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