我々はどう生きるか
ふと思ったのですが、現在のWeb小説ってのはテレビだなと。
映画を映画館に観に行く時には、先にお金を払って観るので、映画が終わる最後まで半強制的に観る事になります。
途中で出ていく事もできるけど、そもそも映画を見るためにお金を払っているのだから、わざわざ途中で出て行くのは損なだけです。
それに対してテレビドラマはCMが入る代わりにただで見れます。
映画館に行く必要もない。
ですがそれは、好きなタイミングでチャンネルをザッピングしてしまえると言う事でもあります。
なのでテレビドラマは劇場映画に比べると分かりやすいし、バラエティは常に何をやっているか分かる様になっているのです。
小説も書店に出向いて買う書籍はわざわざ買った物だから最後まで読もうと思って買うので、一通り最後まで読んで貰えるし、内容も難しくても読んで貰えるという前提で書かれています。
でもWeb小説の方はお金払ってないし他にもいくらでも小説はあるので、飽きたらすぐに他に変えたりザッピング出来るのです。
そう言う意味ではWeb小説は映画ではなくてテレビなのです。
気に入っら評価をしてくださいと書くのも、テレビで言うチャンネルはそのままと同じなのです。
ハードカバーの書籍を読んでこんなの書きたいと思って小説を書き始めたのに、Web小説だと勝手が違って思ってたのと違うものを書いている気がする……と言うのは、映画監督に憧れて業界入ったのに全然映画撮れずにテレビドラマの演出してる。
俺はこんなのが撮りたいんじゃない……映画が撮りたいんだ……と言う感じとにてるのかもしれません。
方法は二つあります。
やはり映画監督になるために、テレビの仕事をやめて映画会社に行く事です。
そう、フィルムフェスティバルを撮るのです。
Web小説で言うなら、文芸の賞を獲るとかでしょう。
もう一つの道は、いつか映画を撮ると夢見つつも今はテレビの仕事を着実にこなしていく道です。
こちらは小説で言うならWeb小説の方でまずは認められる様にする……と言う事でしょう。
しかしこちらには問題があります。
いつのまにか映画を撮ることを諦めて今の地位で満足してしまう事があるのです。
或いは、せっかく映画を撮れる様になっても、劇映画を撮ることを許されずに怠いテレビ映画しか撮らせてもらえない事もありえます。
ドラマ界で成功した後で無理やり夢だった劇映画を撮っても、今までついて来てくれたファンの人の好きな演出と違うのでなんかガッカリしたと評価がついてこないなんて事も……
いやー、難しいですね。
結局、自分を曲げて日和るか、そっちに楽しみを見出すか、それともキャリアを捨てるは覚悟で意地で好きな物を取るかなのです。
一度出来てしまうと、もうテレビドラマが無かった時代に戻る事はできません。
Web小説の無かった時代に戻ることもないでしょう。
でも、今はテレビと映画だけではなく、配信ドラマや配信映画、2.5次元やYouTubeなど、色々と選択肢があります。
Web小説もこれからもっと選択肢が増える事でしょう。
結局、人生なる様になるので、深く考えずに好きな様に書くのが1番なのかもしれませんね。(雑なまとめ)
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