南十字に血を捧ぐへの応援コメント
企画から参りました、高村芳と申します。
設定がよく練られていて、とても面白く拝読しました。
方角のイメージは北西でした。
吸血病という難病の設定を軸に、主人公と主人公をとりまく人が描かれており、すっと世界に入っていくことができました。
最後、「ミモザ、」と呼んだ彼はなんて言いたかったのかな、と想像が膨らみます。
作者からの返信
高村芳様、初めまして。
拙作をお読みいただきありがとうございます。
大分練った設定でしたので、きちんと物語の主軸になっていたようで安心いたしました。
ややこしい世界観でしたが、楽しくお読みいただけて光栄です。
方角は、北西をイメージされる方が多いようなので、恐らくその辺りなのではないかな、と個人的にも感じております。
最後のセリフに関しては、一応書き手としてのイメージはありますが、その後の二人もあわせて色々想像して楽しんで頂けたら幸いです。
コメントとても嬉しかったです。
ありがとうございました!
南十字に血を捧ぐへの応援コメント
はじめまして、フィンディルさんの企画からきました百度ここ愛と申します。
とても面白い作品で、一気読みしてしまいました。
設定がまず面白かったです。
そこからミモザの心の移り変わり。
エンディングまでとても綺麗な作品だなと感じました。
方角で言えば、西西北なのかなぁと思います。
純文学的な印象が強かったです。
読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
百度ここ愛様初めまして、お読みいただきありがとうございます。
5,000字に捻じ込むにはややこしい設定だな、と思いながら書いていたのですが、楽しんで読んで頂けたようで大変光栄に思います。
思いのほか淡々とした描写になったかも、と思っておりましたので、ミモザの心情を読み取っていただけて嬉しいです。ありがとうございます。
方角についても、西西北のご意見ありがとうございます!
なんとなく皆さん北と西の間あたりで読んでくださっているようなので、その辺なのかな、と感じております。
こちらこそ、コメント、評価等とても嬉しかったです。
ありがとうございました!
編集済
南十字に血を捧ぐへの応援コメント
はじめまして。すごくおもしろかったです! 完成度の高い作品ですね。
私は、北北西と思ってしまいました。
この企画での方角、よく外している方向音痴なので気にしないで頂きたいのですが…。
吸血鬼という古くからなじみのある題材をSF的に消化して、素直に読めるエンタメ的要素を強く感じました。わかりやすさと描写とストーリー展開の巧みさを強く感じる作品でした。
設定に非日常性がなく、主人公の心情にもやもやとしたもの、すっきりしないものがあると西を強く感じるのかしら。
読み手として私はいまいちなので、こんなふうに感じた、という一つの感想として受け取って頂ければ幸いです。
作者からの返信
オレンジ11様、初めまして。
まずは拙作をお読みいただきありがとうございます。
そして身に余るお言葉まで頂き光栄です。
まだまだ荒削りなお話で、大分不安に思いながら投稿しましたので、そのお言葉で幾らか救われました。
重ね重ねお礼申し上げます。
主人公の心情にもやもやとしたもの、すっきりしないものがあると西を強く感じる、というお言葉、とても納得できました。
設定が特異だった&5,000字にまとめ切ることを重視しすぎてしまったのが北に触れた理由かな?となんとなく感じておりますが、方角、奥が深いですよね……!
読み手としていまいち、などとんでもないです。
ご指摘の内容も非常にわかりやすいですし、なるほどなあ、と思いましたので、ご意見大変有難く思います。
しっかりと読んで頂けて大変光栄でした。
少し読みづらいかもと思っておりましたので、楽しんで頂けたようで何よりでございます。
コメント等、本当にありがとうございました!
編集済
南十字に血を捧ぐへの応援コメント
こんばんは! 水木レナと申します。
いいものを読ませていただきました。
ラストを拝読してそう思いました。
主人公が血を飲むところは「ホラー読んじゃった? おそろしー」と感じたのですが、そうではなかった。
吸血衝動との闘いが始まるのかもしれないけれども、ヒロインが彼と再会できてよかったし、よかったと思えた瞬間でお話を止めてくださったのがなおよかったです。
たぶん、ヒロインは心がぐしゃぐしゃになってしまったことでしょう。
その中に、うれしいという気持ちがなかったとは思えないし、わたくしは彼の行動に感動を覚えました。
心がどうなるかという視点で描かれていると思いましたので、こちらは西と思っていいのかな、と。
南は詳しくないのでよけておいて、文章がお上手だと思いました。
段落一つ一つが確実にひとつの塊として意味をなしているので、独特でありながら読みやすく配慮していらっしゃると思いました。
感情で言うと、タイトルが怖いのですが、ラストと重ね合わせると……もっとこあいことになる気がします。
悲劇。
でも、なんて芳しいのでしょうか。
グッときました。
読ませていただきありがとうございます。
作者からの返信
水木様こんばんは!
コメントありがとうございます。
すごく細かく読んでくださって光栄です。
タイトルは確かに、ちょっといかついなと思ってました……怖がらせてしまいすみません。
この話はラストのあそこで止まるべきお話だったので、そこを読み取っていただけて嬉しいです。
おっしゃる通り、「ミモザ」の心を書きたかったので(なのでジャンルを現代ドラマにしてました)、丁寧に紐解いていただき、書いた甲斐がありました。ありがとうございます。
ホラーと聞いて、SFは若干あるかも?と思いましたがホラーの認識はなかったので、なるほど確かに……!と発見でした。
そちらに意識して書くこともできそうですね(書きませんが……!)
グッときていただけて本当に嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました!
南十字に血を捧ぐへの応援コメント
企画から読ませていただきました。
吸血病という奇病に惑わされる物語、興味深かったです。
佐古間さんの申告では南西ということでしたが、私は北西に感じました。
吸血病の発症原因や歴史を設定してあることで、北の雰囲気が強くなっているように感じます。
吸血病の設定を深めず、単に奇病程度にして心情描写に文字数を割くと西寄りに、奇病どころかなんかそういう体質らしいものが事実として淡々とあるだけの描写にすると南向きのテイストが強まるのかなあと感じました。
どちらにしても、私はこの設定だとバトルなり恋愛なりで真北方向に伸ばしてしまうので、それ以外の方向を目指せるのはそれだけで尊敬です。
おもしろかったです。
作者からの返信
空何様、こんばんは。
「吸血病」の解像度によって北・西・南の印象が変わる、という考え方に大変興味深く、また納得致しました。
確かに今回は、ある程度(それでも簡易的ですが)病気の背景を明示して書きましたので、北向きに解像度が上がっている、というのはその通りかもしれません。
吸血病なんてそれっぽく言ってますが、結局吸血鬼ネタみたいなものなので笑
バトルや恋愛もめちゃくちゃわかります……!
逆に私はそちらの方向が少し苦手なので、空何様のお話を読むのが楽しみになりました!(後程伺わせていただきます)
丁寧なコメント、誠にありがとうございました!
南十字に血を捧ぐへの応援コメント
こんにちは。フィンディルさんの企画から来ました。
これはすごい物語ですね!
吸血病になってしまったミモザの胸中が、淡々と語られつつも心の中の葛藤というか、「彼」に対する気持ちの揺れなどがとても上品に表現されているなぁと思いました。
ミモザがもともとプラス因子を持っていたということは、マイナス因子を持っている(と思われる)彼に惹かれたのは、心が彼に惹かれたのか、それとも身体がそうさせたのか……この辺りも深掘りできそうで、たった5000字なのに奥行きがあって素敵だなと思いました。物語としてとても面白かったです。
方角に関してですが、「南西」と聞いて「なるほどなぁ」と思いました。西を強く感じる作品だと思います。
でもこの物語、私は北成分も感じます。きちんと情報をわかりやすく書かれていて、物語を理解できてそして面白い。そう思ったので、私は「西北西」くらいなのではないかなと勝手に思っています(個人の見解です!)
長々と感想を書いて申し訳なかったです。
とても面白い物語でした。
作者からの返信
藪坂様こんばんは。
とても丁寧なコメントをありがとうございます!
色々悩みながら書いた作品でしたので、細かいところまでお読みいただき救われました……!
そもそもミモザが「彼」に惹かれた理由、と言う部分は想定していなかったのですが、プラス因子を持っていたからマイナス因子の「彼」に惹かれたかもしれない、という可能性に「なるほど!?」とめちゃくちゃ納得してしまいました。
確かにそういう読み方をしたら、この先の二人がどういう関係になっていくのかも深みが出そうです。
「西北西」のご意見ありがとうございました。
なんとなく、北に「エンタメ的」というイメージが強くございまして、「エンタメではないだろ」と思っていたのですが、「大衆的」と言う意味ではなるほど「北」の色もあるかもしれないと思いました。
「西」は狙っていた部分でもありましたので、強く感じて頂けて嬉しいです。
お読みいただけて光栄でした!こちらこそ、ありがとうございました!
南十字に血を捧ぐへの応援コメント
フィンデルさんの方角企画から参りました。
冒頭、むっと香る無機質で重苦しい空気に、恋人の麗しい記憶、孤独に満たされた静けさ、血の気配、どの場面にも詩的で美しい表現がなされていて読みながら、文章の雰囲気が素晴らしいなと思いました。素直にこういう文章を書いてみたいなと思えるほど、素敵でうっとりとしました。
私はこの作品の方角は、西北西かなと思いました。まず文章の印象が全体的に西を感じました。描写がとてもリアリティがあって丁寧なうえに、主人公の心情が違和感を感じさせずに表現に乗せられている。詩的で美しい描写が流れるように綴られている点に作品全体を通して純文学の香りを感じました。ですが、吸血病という設定がどちらかというとエンタメ性が強い気がして、北の要素もあるかなと考えた次第です。奇異な病という設定はそれだけで人の興味を引くトピックになり得るので、大衆的だと私は思います。
それと少し気になったので言わせていただくと、自己申告で南を含まれていたのは、おそらく誰かに届く確率が低いと思われているからなのかなと勝手に思ってしまっているのですが(違ったらすみません)、この作品、多くの人に評価される大衆性も純文学性も持ち合わせている優れた作品だと私は思います。なので、ご自分の感性にもっと自信を持たれてもいいのかなと思いました。上から目線になっていたら申し訳ありません。
長々と失礼しました。今後とも応援しています。素晴らしい作品をありがとうございました。
作者からの返信
森山様、拙作をお読みいただきありがとうございます。
なんだか過分にお褒めの言葉を頂いたようで恐縮です。
表現については、「丁寧に、丁寧に」と念じながら書きましたので、うっとりしていただけとても嬉しいです。ありがとうございます。
西北西のご意見ありがとうございました。
設定で北向き、というのになるほど、と感じた次第です。
この辺りはもう方角意識の経験値によるのかな、という気がしますが、おっしゃる通り特異な設定はそれだけで興味を引く要素になりますし、エンタメ要素があるかも、と思いました。
南を含めた理由としては、正直特に深い理由がないのですが(方角初心者ということもあり……)主題を大きく前面に表現した作品ではないから、程度の意識で南を含めておりました。
ただ、ご指摘の通り「届く確率が低い」とは確かに自作に抱いており、わかりやすい話ではないな、と思っておりましたので、こちらで様々ご意見いただき予想外に驚いている次第です。
上からなどとんでもないです。森山様にそうおっしゃっていただけて少し自信になりました。
こちらこそ、コメントとても嬉しかったです!
丁寧なご感想を誠にありがとうございました。