第50話 受け付け嬢のお姉様は御怒りのようです! (3)

 だが、ア・リシャーは、「ああ、そうですか、分りました」と、小汚い男の悪態に対して、もう彼女は、ノリ良く乗らずに素知らぬ振り……。


 そう、大人の女性……。ア・リシャーは如何にも選ばれた才女の如く振る舞いで、小汚い小男への大人の対応でさらりと流してしまう失態を犯してしまうのだった。


 今後彼女! ア・リシャーの身に大変なことが起こるとも知らずにね。彼女は、小汚い小男の台詞を安易に了承するような言葉を漏らすから。ア・リシャーは、この冒険者組合・ギルドの一階──。この大変に広いホールに居る女性達から一斉に注目される。


 でッ、その中には、ア・リシャーに対して悪意ある目、瞳! そう彼女への嫉妬、殺意を抱く、募らせる者がいる事にア・リシャーは気がつかず。小汚い小男との対話の仕切り直しを始める言葉を漏らす。


 ◇◇◇




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