最悪の置き土産
アモア
私の住居
私の現在住居は一軒家
もう住んで5年は経過するだろうか
住み始めの数ヶ月は恐怖におびえていた
ちょっと実害もあったりしたが今となっては
対処法が分かってきているので実感の恐怖で済んでいる。
階段を駆け下りてくる足音も
外壁のドンドンも扉の開閉も
PCの立ち上がりもテレビの再生も
全ては些細な事であり対処はできる
これの対処に対応した結果
他人から見たら汚部屋にみえることだろう
住人からしたら意味がある位置においてある
よく邦画ホラー映画にあるシーンで
恐怖怯えた人は決まって汚部屋になっている
逃げるためや避けるために侵入防止のためだ
私の住居にも理由があることはわかっている
解決はできそうにないから同居して対処して暮らしている
偶にどうしようもない時が年に3回くらいある
その時は近隣のホテルに連泊して逃げている
住んで一年目は家にいたので苦痛を味わった。
ベットから動けないのだ。金縛りでなく痛み
全身が痛すぎて動けなくなる。
鈍器で殴られ針で刺されているような痛みが数時間つづく
外傷は全くないので医者に行っても風邪のひき始めと言われた。
現代医学ではどうしようもないので逃げ一択となった。
前兆があるので対処は割と簡単
「香り」
自分の生活空間では絶対に出ない香りが部屋中に充満する時
たばこと古い衣装ケースの匂い
どちらかの時もどっちもの時の2パターンがあるけど
どちらもダメなのでホテルへ退避して終わり
大体1,2日でなくなるので解決する
この家は誰も殺し殺されもしていない
でも前の住居者は知っている。
もう一代前は知らないけど置き土産があるので
名前は知らないけど顔と名は知っている。
この置き土産は今でも一階の見える位置にある
動かすこともなく接触は極力控えておいてある
両開きのドアは時折開いては閉じている
この置き土産の本来の持ち主はいるらしいけど
骨をもっていって以来連絡が途絶えてしまった。
いつまでたっても取りに来てくれないので置いてある
一日でも早く取りに来てくれるのを待っている
住居で起こっている現象の一旦はあるかもしれない
前住居者からなので待ち続けてもう十数年経過している
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