第85話 勝利を奪いにいこう

 ピッチング練習が終わって廊下に出ると今給黎がいた。見るからに不機嫌そうな顔だった。


「お前んとこの葉桐のくそ野郎はうちの部員を脅迫していたみたいだな。反吐が出る!あんなデットボールの演出は野球への冒涜だ!」


 今給黎は俺にとってはいやな奴だが、未来じゃ超一流のプロ野球選手になるような男だ。野球への愛情は深いのだろう。


「まあそうだな。葉桐は本物の悪党だよ」


「ならやっぱり五十嵐さんをあいつのそばにおいては置けない!この試合が終わったら、五十嵐さんは俺が連れていく!文句はいわ…」


「黙れ」


 俺は酷く冷たい声を出す。さっきまで最高のテンションだった。今は綾城のことだけ考えていたい。他の女のことは口にして欲しくない。


「五十嵐がどうこう煩いんだよ。今給黎。俺は今すごくすごくすごおおおおおくぅ!勝ちたい気持ちでいっぱいなんだよ!!五十嵐のことじゃなくて俺のことを見ろよ!」


 今給黎は困惑した目で俺のことを見ている。そうじゃない。そういう目が欲しいんじゃない。


「今給黎。賭けはもう吹き飛んだ。俺とお前に残されたのは、どっちが強いか。ただそれだけだ。どだい勘違いが激しいんだよ。五十嵐はそもそも何かに勝てたら手に入る女じゃない。勝利を捧げてやっとこっちに目を向けるために振り向いてくれるような女なんだよ。勝っただけで五十嵐が手に入ると思うな。強さを見せろ強さを。話はそれからだ」


 俺は今給黎を睨む。今給黎もやっと俺に強い視線を向け始めた。


「俺は決めたんだよ。お前の得意なフィールドでお前をぶちのめしてやる。今までのお前の野球人生のすべてを否定してやろう。俺はお前の忘れられない恐怖そのものになってやるよ。永遠に忘れられない恐怖にな」


 前の世界じゃ俺も五十嵐を奪われる恐怖しかなかったから、今給黎がアスファルトのシミになるようなチンケなことしかできなかった。だからこの世界じゃもっとにエレガントにことを進めたい。俺は今給黎を潰してあげようと思う。彼の好きな彼が人生をかけた領域で今給黎を潰すのだ。五十嵐のことを忘れてしまうくらいに俺への恐怖で埋めてやる。そのつもりで勝ちに行く。


「ずいぶんでかくでるじゃねぇかよ!?あん!ちっ!いつもいつもお前は…!まあいい!もう葉桐はいないんだ!お前たちなんてただの雑魚だ!葉桐がいなくなったから妨害はもうない!だから俺がマウンドに立つ!お前らにはファールボールさえ許さねぇよ!」


 葉桐の妨害は速応大学のポジションにまで影響があった。だが葉桐は倒れたのだ。これで今給黎という最強のピッチャーがマウンドに立てない理由はなくなった。


「そのセリフは逆にお前に返してやるよ。ふは!ふはははははは!」


 俺は悪党のように高笑いをあげる。俺が葉桐以上の恐怖をこいつに教えてやる。二度と俺の前に立てなくなるくらいに。













 そして試合は再開された。葉桐のデットボールの代走が出た後にすぐに、次の打者は今給黎によって三振に追い込まれた。その鮮やかなピッチングに沈んでいた観客席は大いに盛り上がった。人気者の登場にみんなが嬉しがっている。


「カナタさん。観客の皆さんは今給黎選手のスター性に酔ってます。でもわたしは知っています。カナタさんは予定調和をぶっ壊す人です。ファイト!!」


「おう。おれに任せろ監督!」


 俺と楪はハイタッチした。そして俺はピッチャーとしてグラウンドに立つことになった。


「へ!今大会一度もマウンドに立ってないやつがピッチャーかよ!しょせん皇都のひ弱いインテリ小僧のくせに!複素数を知ってたってな!!ストライクはとれねぇんだよぉおお!!」


 なんか敵選手がウザい。なんで俺っていつもこういう手合いに舐められるんだろう?まあどうでもいい。俺は俺の魂をかけてボールを投げるのみだ。俺は足を振って、胴を捩じる。そして貯めた力を肩に伝えてそのエネルギーをボールを投げることで開放する!


「北見ストレート!!」


 技名に意味はない。だけど全身全霊をかけたボールはまっすぐにストライクゾーンのど真ん中へ向かっていく。


「へへ!なんの工夫もないストレートかよ!!やっぱり野球力と偏差値は比例しないんだよ!!微分できても!野球じゃ通用しっ?!なにぃぃいぃい!?」


 バッターはど真ん中のストレートボールを空振りした。そして。


『ス、ストライクぅうう!』


 観客席は静まり返っていた。ただ実況の声だけが響いてくる。


『ただ今のストレートは160kmです…え?うそ?機械故障してない?え?してない?ええっ?!』


 ただざわざわと観客席から困惑の声だけが響いてくる。


「ま、まぐれに決まってる!そうだ!そうにちがいない!積分と極限ができるくらいで惑わされただけ!!」


「北見ストレート二号!!」


 技名に意味はない。今度は少し高めを狙ってストレートをぶん投げてやった。


「へへ、へへへ!ストレートだろ?!傾きゼロじゃねぇかぁ!!微分できてねぇよ!!」


「いまやってるのは野球だ!数学ではない!!」


 この球場で数学やってるのはうちの監督の楪くらいではなかろうか?そして打者は再び空振りをして。


「ストライクツー!!」


『ただ今のストレートは…161km?!ふぁ?!』


 会場はがやがやと騒ぎ出す。まだ俺の投げたボールが超早いことを信じられないらしい。


「そ、そうだ!そうだ!はは、はは!160、161、とくれば次は162!はは数列かよ!?どうしてこう皇都やつは勉強できるあぴーるしちゃうかねぇ!!だがそれが命取りだ!!あらかじめ来る速度がわかっているなら!打てる!」


「北見ストレートファイナル!!」


 俺はさらに力を込めてボールを投げた。真ん中からやや低め。人によっては絶好の球筋かもしれない。


「へへへ!?お見通しだぜ!?引っぱたいてやるぅううう。あっ…解なし…接点なし…」


 だから数学ネタやめろよ。そしてバットは三度空ぶった。


『ストライクスリぃぃぃいいいいいいい!アウツぅうう!』


 観客席は再び静まり返る。そして実況の声を待っていた。


『ただ今のストレートは………162km!!!すごいです!打者の予測通りでした!!』


「え?そっち?俺のこと褒めろよ!!」


 俺は拍子抜けする。だけど会場は162kmという言葉に反応し、歓声が響き渡る。


『『『『『『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』』』』』』


『『『『『『きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!』』』』』』


 男たちの怒声と女たちの嬌声とで球場が震える。やっと俺の実力がまぐれではないと観客も理解したらしい。テレビカメラも俺の方をズームで覗き込んでいるようだ。俺はそっちの方向にニヤリと笑ってピースをしてやる。葉桐の活躍さえも薄れるような強烈なデビューを俺は飾ったはずだ。そして立て続けに打者から三振を奪いチェンジとなった。ベンチに戻る前に俺は内野スタンド席の方に目を向けた。席に座るミランと、ミランの膝の間に抱きしめられている五十嵐が見えた。俺は二人の方に近づき思い切り叫ぶ。


「いつまでも凹んでんじゃねぇ!!今すぐに俺を応援しろ!いますぐに!!俺を!俺のことを見ろぉおおおおおお!!」


 俺はありったけの声で五十嵐に向かって叫んだのだ。













 常盤くんは思った通りの大活躍をした。そこに嬉しさを感じるのと同時に疚しさを覚える。もしかしたら常盤くんは宙翔みたいなすごい・・・人なのかもしれない。ハイスペックで女の子を興奮させるようなかっこいい男の子。私もきっと彼の活躍に酔いそうになってる。それだけできっと元気になれると思う。宙翔のことを忘れて、常盤くんに身を委ねればいい。そう囁く悪い自分がいるのを自覚する。常盤くんは私を守ってくれるだろう。強い人だから宙翔の代わりに最後まで私のそばにいてくれるかもしれない。だけどそんなの疚しい。一緒にいていい理由にしちゃだめ。それはダメ。それは違うの違う違う違うんだから。何が違うのだろう。女の子は男の子に守っていい生き物なんだから。別に私は常盤くんに守ってもらえばいいんだ。


『いつまでもへこんでんじゃねぇ!!今すぐに俺を応援しろ!いますぐに!俺を!俺のことを見ろぉおおおおおおおお!!!』


 常盤くんが私に向かって叫んでる。私は彼のことを見た・・。彼はどこか得意げに微笑んでいる。可愛いって思った。そして持っていたボールを投げた。それは金網を越えて山なりに飛んできて私の掌に収まった。


『俺が”はじめて”三振を取ったボールだ!!』


 それを聞いたときに、私は思わず両手で顔を押さえてしまった。だって顔が赤くなっていく自覚があったから。いつも会うたびに”はじめて”を繰り返してきた。他の誰とも。宙翔ともしたことのないような”はじめて”を私はいつも常盤くんにおねだりしてた。それをまた彼は叶えてくれた。私の他愛もないしょうもないわがままを、常盤くんだけが叶えてくれるんだ。私のおねだりが叶うたびに、世界はどんどん広がっていった。楽しかった。彼が見せてくれる新しい世界がとても楽しかった。私は胸に下げているお守りをぎゅっと握りしめながら立ち上がる。


「おや?もう大丈夫そうだね」


 美魁は今の私の顔を見て安堵しているようだった。常盤くんからもらったボールはスカートのポケットにしまった。


「うん。また”はじめて”を貰ったから。だから私はこの世界が楽しいの。だからもう大丈夫!」


 すぐに私はポンポンを持って、皇都のチアリーダー部のパフォーマンスに混ざる。前に言っていたよね、常盤くん。私は選ぶよ。あなたを応援することを。









***ガラスの靴を思い切り投げよう。砕けて散ればきっとキラキラ輝くから***








試合は進んでいく。六番の京極部長から打順は回る。八番の俺は確実に順番が回ってくる。


「勝利のカギは京極先輩。あなたにかかっています」


 監督である楪はそう言った。


「俺なのか?どういうことか説明してくれないか?」


「この回で確実に点を取ります。まあ私に任せてください。サインを出します。今給黎選手のデータは揃っています。確実な配球予測をしてみせますよ」


 楪は真剣なまなざしでグラウンドを睨んでいる。彼女も本気だ。その期待には応えなければいけない。そして京極部長が打席に立つ。


「カナタさん。今から言うことをすぐに実行してください。これは監督命令です」


「おう。まかせろ。俺にできることなら何でもやる!」


「なんでもするって言いましたね!!では綾城さーん!カナタさんの隣に立ってください!」


 首を傾げながら綾城が俺の隣に立つ。さっきのあれのせいでちょっとドキッとしてしまった。


「これでいいのかしら?」


「ええ、そしてわたしの真似をしてください。えい!」


 楪は俺におっぱいをくっつけるように抱き着いてくる。そして上目遣いで俺のことをウルウルと見詰めてくる。そしてその楪の姿をすごく人の悪そうな二茶に茶した笑みを浮かべながら綾城が真似をする。


「おい。なんだこれは?」


「カナタさん!ここからが本番です!はい!ガッツポーズです!ガッツポーズ!できるだけ反社な笑みを浮かべながら!!」


「俺は反社じゃない!てか何の意味があるのこれ?!」


「いいからやってください!ガッツポーズ!」


「ううーん。わかったよ!ほれぇ!!」


 俺はできるだけ反社な笑みを浮かべながらガッツポーズをする。あれ?両脇に美女を囲いながらガッツポーズ?なんだろうこれ?


「皇都大学常盤組に入れば!!誰でもカナタさんのようになれます!!!」


「フリーダイヤルに電話してね!通話料はそっちもちよ!!」


 楪と綾城が何やら怪しげな宣伝をやってやがる。あーこれ見たことあるー。週刊漫画雑誌の裏面にある札束風呂の男女と謎のアクセサリーの広告だ。中学生のころあのアクセサリーすげー欲しかったなぁ。小学生の頃の竜の巻き付いた剣は高速道路の休憩所で簡単に手に入るのに、あの札束風呂アクセサリーはすごく高いんだよね…。実際のところあのアクセサリーに効果があるかどうかはわからない。


「見てくださいカナタさん!今給黎選手のあの顔を!!わたしのおっぱいと!綾城さんのくびれを見て興奮してるのに、手が届かなくて悔しそうにカナタさんを睨むあの顔を!!」


 札束風呂の広告は男心を挑発するのだ。今給黎は俺たちのことをすごく羨ましそうに見ている。同時に俺に向かってイラついているようにも見える。


「何この手の込んだ挑発?!」


「これも計算の結果で導かれた勝利の布石ですよ!計算結果のせいです!わたしの趣味じゃありません!」


 絶対に楪の趣味だよね?だけど今給黎の集中が少し鈍っているのが見て取れる。その隙を逃す楪と京極部長ではない。必死に手でサインを送る楪とそれに懸命に従う京極部長。そして…。カキーンと音を響かせてボールはレフトまで飛んで行った。


「くそ!変なのに気を取られて油断した?!」


 京極先輩はグラウンドをかける。そして久方ぶりのヒットに焦ったレフトはボールの処理に失敗する。ライナーの球を一度はキャッチしたが、地面に落としてしまったのだ。そしてレフトは慌ててボールを拾って一塁に投げた。だけどそのボールは荒かった。一塁手はボールをキャッチし損ねて、ボールは後ろに転がっていってしまった。京極先輩はそのまま一塁を通過して二塁に滑り込む。


『『『『うおおおおおおおおお!』』』』


「くくく、カナタさん、札束風呂に見とれていたのは今給黎選手だけじゃないんですよ!」


「札束風呂ってすごい…!!」


 あんなポーズだけでヒットが拾えるならすごいと思う。若干ルール違反気味な悪質な挑発行為にも思えるが、向こうだってこっちの女の子に見とれていたことを審判に言い出せるはずもない。頭脳プレイということにしておこう。かくして京極部長は二塁に出塁することに成功した。そしてうちの七番に順番が回ってくる。七番は残念ながらすぐに三振を取られてしまった。そして俺の番が回ってきた。俺は打席に立ち、今給黎を睨む。向こうも俺を睨んでいる。楪のサインは一投目は見逃しだった。


「俺はもう油断しねーよ!おらぁ!!」


 高速のスライダーがストライクゾーンぎりぎりを突いてきた。球のキレは恐ろしくいい。これが今給黎の実力。今のボールは仮に手を出していたらファールゾーンにフライを上げるのがせいぜいだろう。


「昔からてめーが気に入らなかったんだよ!!」


 次のサインは『外角低めを狙って空振り』。今給黎が投げたのは内角高めのカーブだった。俺はサイン通りに空振りする。これでストライクツーである。


「ガキの頃からそうだ!お前はいつもどこか遠くを見てた!女子どもはそれを遠巻きに笑みを浮かべて見ていた!!俺の好きだった小学校の美香ちゃんも!中学の里香ちゃんも!高校の千香ちゃんも!みんなみんなみんな!お前みたいな陰キャにあこがれてやがった!顔だけしか取り柄がないくせにようぅ!!」


 美香ちゃんも里香ちゃんも千香ちゃんも俺は知らない。今給黎はとりあえずよくわからん理由で俺のことを逆恨みしていたようだ。そして今給黎はど真ん中にストレートを投げ込んできた。勝手にヒートアップして絶好球を投げ込んできた。それを見逃す俺じゃない。俺はそのど真ん中ストレートを思い切りフルスイングして引っぱたく。そしてその球はまっすぐピッチャーの今給黎の左横を飛んでいく。


「くそって?!ぐぅう」


 今給黎は反射的にその球にグローブを伸ばした。だけど俺の打ったボールの勢いは強かった。今給黎の左手からグローブが抜けた。ボールの勢いが強すぎてグローブを巻き込んだのだ。そしてグローブはそのままセカンドの頭を超えてライトの前に落ちた。ライトはグローブを拾って中を見た。だけど。


「空っぽ?!ボールは?!ボールはどこだ?!」


 なんとボールが行方不明になった。だけど俺と楪だけは気づいてた。ボールは今給黎の足元に落ちていることを…!その時間が俺たちに有利に働く。京極先輩は三球目が投げられると同時に走っていた。すでに彼は三塁を回っており、そのままの勢いでホームベースも踏んだ。これで先ず一点。俺は現在一塁を回って二塁にたどり着いていた。まだボールは見つかっていない。だけどキャッチャーがボールが今給黎の足元にあることに気がついた。


「今給黎!お前の足元だ!!!」


「はぁ?!んなわけ?!」


 突然声をかけられた今給黎は慌ててしまい、なんとボールに気づかずに蹴ってしまった。ボールはころころと勢いよく転がってホームベース後ろの壁まで転がっていってしまった。キャッチャーはすぐに走ってボールを拾いに行った。


「くそ!!絶対にホームで刺してやる!!」


 今給黎がかわりにホームベースに入る。そして俺は三塁を回ってホームベースめがけて走る。


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


「あああああああああああああああああああああああああああ!!」


 キャッチャーがボールを拾い、今給黎に向って投げる。そして俺はホームベースに向かってスライディングをする。そして…。


「…嘘だろ…!?」


「ふ、ふははは!やった!やったぁあああ!!」


 俺の足はホームベースに触れていた。今給黎のタッチよりも前に滑り込みに成功した。審判も両手を広げてセーフをアピールしている。


『『『『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!』』』』』


 観客席から巨大な歓声が上がる。そしてそれと同時に皇都のベンチから選手たちが出てきて、みんなで俺を出迎えてくれた。しきりに俺の肩を叩いたり、ヘルメットを叩いたりして喜んでいる。そして京極先輩が手を上げて俺を待っていた。俺は京極先輩の手を叩く。


「今のマジですごかったぞ!!超変則ランニングホームラン!!こんなの見たことねーよ!!」


「はは。やりましたね!あはは!超楽しい!!あはははは!」


 俺と部長は互いに手を叩きあいながら喜びいっぱいに変な踊りを踊り始める。男の子のこういうバカなノリってすごく楽しい。こうして俺たちは逆転に成功した。だが俺たちは先攻側だ。次は今給黎の打順が回ってくる。勝利は奪うものだ。そして奪ったら守らなければならない。その覚悟がこれから試されるのだ。











***筆者のあとがき***



次回!カナタ君のスーパーピッチングが冴えわたる。かも?



シーズン3はあと1,2回やっておしまいになる予定です。

そしたら番外編でスオウさんと同伴デートします。

皇都大学の本郷キャンパスでデートします。

筆者はスオウさんを書くのをすごく楽しみにしてます!





これからもよろしくお願いします。

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