第18話

今いる場所も、この部屋のことも何もわからない。


ただ漠然と。


処刑されるのか。


そう感じました。


ご飯を届けてくれるのは人ではなくロボット。


それが虚しくも嬉しくも感じました。


ロボットに処刑日を質問してみると、形式的な言葉で5日後と答えました。


あと5日後。


処刑と決まっているんだから、表情を出してもかまわない。


今までの思い出を振り返りました。


そのとき、ふと最初にテレビで心鬼について見たあの日を思い出しました。


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