第4話

なんで?


え?


ソファーの上に置いて…?


いや、なかったはず。


グルグルと回る頭の中。


しばらく封筒を睨みつけて、やっと声が出せるようになった。


「いやいやいやいや!!え!?もしかして天井から落ちてきた!?」


やっと出た声はあまりにもアホ丸出しで、自分でも驚いた。


確かに寝返りをうったあの一瞬。


あの天井を見たあの一瞬。


茶封筒が見えた気がした。


ということは…。


「え!?今の封筒飛ぶの!?」


空飛ぶ技術がどんどん現実化してきた今なら、封筒くらい飛ばすことが出来るのかもしれない。


恐る恐る足で封筒を動かしてみる。


…特に動く様子はなかった。



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