第16話 現状確認

 朝ごはんを食べた後、美由紀ちゃんが来たので、俺は二階の部屋まで行き、椅子に座って自身のステータスの確認をしていた。


ステータス―――――――――――――


日野森 雄二ひのもり ゆうじ

レベル 1

生命力 20/20

魔 力 23/23

攻撃力 18

防御力 14

魔 攻 9

精神力 11

敏 捷 30

幸 運 33


・固有スキル

アナウンスLv1 コピーLv1


・スキル

絶隠Lv- 魔力変換Lv3 鑑定Lv2 探知Lv2 剣術Lv2 身体強化Lv1


・魔術

神代魔法Lv1


・装備

ただの私服〈一式〉


・SP 0


・現在のミッション表示


――――――――――――――――――


「ミッションのお陰で全てのステータスが+5されてるな」


(はい、これからも頑張ってミッションをクリアしていってください)


「あはは、次は魔物系は嫌だな。お?剣術が上がってる。あのスライム戦でしか使ってないのに」


(それは武術スキルは訓練より実践の方が上がりやすいからですね。今回はまだレベル1だったので上がるのは早かったですが、次はもっと遅いです)


「そうだったのか。剣術が上がったって事は少しは扱いやすくなったのかな」


 俺はベットの下に隠しているグローウィズを取り出す。グローウィズの隠し場所は色々試したが、どこにも入らず、結局ベットの下となった。


 そして、グローウィズを構えた俺はその場で素振りをする。感覚で分かったが、明らかにスライム戦よりキレが上がった。


「すげー、ここまで変わるのか。やっぱり剣術は上げた方がよさそうだな」


(最初は強くないスキルですが、レベルが上がる事で効力を発揮するスキルや魔法は沢山あります。この調子で頑張って下さい)


「あぁ、そうだな。いつか、スライムにリベンジするから強くならないと」


 俺は拳を固める。あの時は散々な目にあったが、次は勝つ。次もまたおっさんの助けが来るとは限らないし。というより、あのおっさんはどうして俺を助けたのだろうか。まぁ、今はそんなこと考えなくていいか。


「さてと、やる事もないし、今日のデイリーミッションをクリアしますか。その後は部屋で素振りでいいだろ」


(では、今日も頑張って下さい。マスター)


「あぁ」


 俺は慣れ始めたデイリーミッションをクリアするため一階に降り、玄関へ来る。リビングからリリーの大声が聞えたが、いつもの事なので放っておく。リリーも今年で11歳になるのだがら、いい加減時々大声を出すのを抑えて欲しいな。


 そんなことを思いながら、玄関を出た。


 


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